愛知県知事リコール 豊田市提出署名簿

はじめに

継続ウォッチ中の愛知県知事リコール。本日11/16は大きな進展のあるニュースがありました。が、一旦は選管点検表から当時の作業等を読み解くのは継続していきます。今回は豊田市です。

引用元

いつもの田中弁護士ブログ

豊田市集計状況

ここは、県が提示した点検表をそのまま利用しており、中川区と一緒で10冊+15冊点検表でした(集計確認がめんどい・・・)。
また、署名簿子番はすべて1から打つ方式でした。ゆえに、今回は親番対子番の対比比較は割愛します。

親番ナンバリング

まず、親番(冊番)を見てみます。

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横軸は署名簿の親番を若い順番に並べた通し番号、縦軸は親番になります。グラフ中の赤い縦の線は、重複があったところです(一応書いただけで解析はできていません)。

記載の数字は、親番の連続性のある塊を記載し、赤時下線の数字は、私が疑問に思うところ。500番はともかく、他の数字はどういう作業をしたら生じるのかがいまいち想像できません

委任有無状況

次に、委任有無状況を見てみます。
なお、選管資料の委任有無が不鮮明で分からなかったところは、不明としています。

画像2

全般的に委任無しが多そうに見えますし、比較的塊になっているようにも見えます。詳細、後述します。

署名簿毎記載人数

次に、1冊に記載人数を見てみます。

画像3

全体にするとよくわかりませんので、拡大してみましょう。
まずは1号~5000号付近。

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最初の500号まではA4のように見えます。その後、一旦委任有&人数ばらけている塊の後、親番が少し飛んで3000号付近で7~8人署名簿になります。

この先にいきましょう。
10000号~13000号付近

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10000号あたりは委任有のばらけた署名簿ですが、途中からまた7~8人署名簿の塊になります。委任有無し混在ですが、無しが大半でしょうか。
途中で人数ばらけている箇所がありますね。
13000号あたりはほぼ委任無しの8人署名簿

続けます。20000号以降。

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20000号付近で少しばらけていますが、やっぱり委任無し7-8人署名簿。22000号付近は委任無し、そして25000号付近でA4が再び登場します。

なにやら親番と署名人数の塊について相関がありそうな気がしました。
そこで、人数と署名簿親番を同じグラフにプロットしてみました。

署名簿親番と署名人数

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なんか相関がありそうな・・・とみるのは、私にバイアスがかかっているからかもしれません。一次情報から飛躍することもあるでしょうし、以下はあくまで参考の仮説です。

画像8

1500枚目まで見てみます。親番1678号~1770号は委任有の収集人数がばらけています。しかし親番が飛んで2775号になると、委任無しの7人8人署名簿(佐賀署名の特徴と合致)がやってきます。
3000号も同様。5000→5010はn数少ないので何とも言えませんが、10001号になったら人数がばらけた委任有署名簿になる。
私には、親番の塊により、署名簿の種類が異なるように見えます。

この先続けます。

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1300枚目から3000枚目まで。青のブロック矢印は、署名人数がばらけているところです。1900枚目付近を除き、署名簿親番が飛ぶところ付近に署名人数のばらけが見られます。間には、佐賀署名の特徴と合致するような署名簿の塊。サンドイッチでしょうかね?

画像10

最後も同様ですね。

最初にも書きましたが、親番の飛び方がどうにも気になります。そしてその親番が飛ぶときに、前後に「委任有、署名人数ばらけ」の署名簿の存在があり、佐賀署名っぽいものが続く。
不審な番号の飛びと、署名簿の種類の切り替わりについては、中川区でも見られました(子番も変な分割だった)

偽造品の作成プロセスは明らかになりつつあります。どうやって混入させたか、どれぐらい各々の偽造署名毎に混入させたのか、が明らかになることを期待するばかりです。

とりあえず今回は以上

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