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第2回個展「未明」を終えて思うこと

先週1/20-22日に京都の四条半ギャラリーにて
個展「未明(みめい)」を開催しました。

「どこか」というタイトル

なぜ京都で開催したか

人生で2回目となる個展を
なぜ京都で行ったのかよく聞かれた

簡単に言うなら成り行きで〜なのだが、
きっと「そういう事じゃない」となるだろう


京都で個展を開催した大きな理由は3つ

  • 四条半ギャラリーのキュレーターが友人だったから

  • ギャラリーが私の大好きな古民家(京町家)をリノベしていたものだから

  • 今までの私はもういない、の意思表示がしたかったから


上から2つまでは説明がなくても分かりやすいと思うのだが、3つめの理由について説明する。

今までの私はもういない、の意思表示とは

そもそも「今までの私」とはなんぞや

  • ネイルをしている私

  • 売上や支払いを気にして休みを取らず
    仕事ばかりしている私

  • 本当の事を言えない私

  • それ故にエネルギー循環がうまくできていない私

こんな私たちが全部「完了」され、新しい登山を始めるイメージを今回の個展に託したかった


その意思表明するには、前回個展を開催したサロンの近くにあるギャラリーでは材料が足りなかった


「なんでも揃いすぎている街」だったから


大体の地理が分かるという安心感、
サロンから近いから絵の運搬が楽ちん、
来場してくれるであろう方が大体揃っている、


何も困らない
でもなにかが足りない

だから敢えて遠くで知り合いの少ない
京都を選びたかったのかもしれない
(ここは結構潜在的意識で選んでるかも)


案の定、いつもやってくる不安や恐怖が
どしどし私の心にのしかかってきて


絵が描けない。個展先延ばしにしたい!
なんて事もあった

そんな時に友人が、

「その揺れ動いている心の絵を描いてよ」
「心の狭間を絵で表現したらええやん、
むしろ描き途中とかでもいいよなぁ」

と、やさしく背中を押してくれた

そっか〜描き途中でもいいのかぁ〜
"いま"の私が描くことに意味があるのかしら

なんてそのやりとりの後、グンと乗り気になった個展開催約1ヶ月前

お尻に火がつかないと準備できないのは
小学生の夏休みの宿題からかわってない

絵とともに


自分にはできないと明らかにする


今回の個展で大いに思い知らされたのが

やっぱり、細かい所を詰めるの苦手。
というか、意識が向かない場所が明確になった。

最後まで不安だった絵の運搬方法も
スタッフさんが細かく調べてくれたおかげで
滞りなくスムーズにできた。

意識が向かないところは、存分に人を頼ること。

とても良い体験、体感だった。

少し前までの私はこれらを全部1人でやろうとしていた。

正確には「私の創る世界は私にしか実行できない」と思っていた


「誰にも私のやることを渡すものか!」
と、意識の部分がかなり幅をきかせていて


周りの人が無意識にそれを察知して
「手伝いたいけど、手伝って欲しくなさそう」
なんて思わせていたんだろう

今の私は「できない事は人に任せる」が自然と腑に落ちている

それはきっと、私の役割ではないから

私は表現をすることが今世での役割である。
ということが絵の道を進めていくことで明らかになり、

それ以外の不得意な部分は、もう手離しても良いんだと明らかになった

不得意なことは潔く諦める
諦めるの語源は、明らむ、明らかにするだそう

諦めるって途中で目標を投げ出すとか、ネガティブなイメージがあったけどどうやらハッキリさせるって意味みたい

今まで人に頼ることが難しかった
人に心を打ち明けることがとても難しかった

人にありのままの心を見せたら傷つくかもしれない


この繊細さを恥ずかしいと思ったり
邪魔だと思ったことが人生で何度もある


カッコ悪いところを見せるのがいや
完璧なものでないといや
できない自分なんてなかったことにする
知らないことは知っているフリをする
人前で泣いたり、怒ったりするのは恥ずかしいことだ

いつの間にかこんなにも重たくて大きい鎖を自分で自分に何個も縛り付けて生きてきたことにさえ、数年前まで気がついていなかった

だんだんと自分の心の声を
丁寧に掬うことができるようになってきて

やっとやっと「ここは私の居場所ではない」
と明確に分かってきた

じゃあ一体私の居場所はどこなのだろう?

杉本渓のNext Chapterは居場所探しから始まるようだ。

新しいたくさんの人と出会いたい欲がとっても強くて、仲間作りも本格始動する予感

2023年は行動した人にしか結果がかえってこないらしいとしいたけ占いに書いてあるのをまんまと間に受けてゆこうと思う!


個展へご来場くださった方
念を飛ばしてくださった方
協力してくれたスタッフさん
背中を押してくれた友人

あなた方がいなければ今の私はいません

本当にありがとうございました!
次回開催はいつかな。

Special Thanks!


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