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英語圏ではまず通じない、恐らく日本だけのジャズ用語

Combination of Diminished Scale
→(英語圏では) Half Whole Diminished Scale

コンディミ (Half Whole Diminished Scale)

Harmonic Minor Perfect 5th Below (Hmp5↓)
→ Spanish Phrygian, Phrygian Dominant, Mixolydian b9 b13(など)

Hmp5↓(Spanish Phrygian, Phrygian Dominant, Mixolydian b9 b13…など)
Phrygian(フリジアン)
Mixolydian(ミクソリディアン)

裏コード
→ Tritone Substitution

Hmp5↓の個人的補足

Spanish Phrygianは違和感が凄いです。Phrygianそのものがスパニッシュのテイストを豊かに含んでいるように僕には聴こえるからです。ですがまぁもうアレはアレだよねみたいなやつのようです。「Spanish Phrygian」というスケールの名前を聴いたら連想できる響きがあるということです。

Phrygian Dominantなら抵抗なく使えます。Phrygianの3番目の音を半音上げて強制ドミナント化してるという意味です。自然的短音感の5番目の音を半音上げてドミナント化して…V7の和音になるように変えて和声的短音階を作るのと同じですね。

Mixolydian b9 b13 って何それ?だけどマイナー行きのV7だから b9 と b13 というのはなかなか理にかなってるなって思ってます。でもこの言い回しはHal Crook氏だけのものかもしれません。そうでないにしてもあまり使われてなさそうです。通じるには通じるそうです。

勿論スケールとしては和声的短音階由来ですね。

スケールの略称について

ところで僕の手元の乏しい量の教則本だと英語圏ってDorian を Dor. って略さないのかな?って思うんですが略すこともあるのかなって思って各所で尋ねたら略さないのが主流だけど略すこともある、という感じでしょうか。

「裏コード」は美しい訳(やく)

Tritone Substitution」はそのものズバリで分かりやすいですね。
それでも、僕個人の考えでは「裏コード」は美しい訳だと思ってます。
何でもかんでもニッポンが駄目というわけではないと思います。


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