新澤健一郎

ピアノ、キーボード、作曲、編曲。ジャズを志して○○年。ロック魂あり。クラシック大好き。…

新澤健一郎

ピアノ、キーボード、作曲、編曲。ジャズを志して○○年。ロック魂あり。クラシック大好き。リーダー作11枚。移動ド。noteはレッスンと雑文が中心です。プロフィールはこちらで→ http://www.shinzawa.net

最近の記事

五線はいびつ

五線は例えば線(又は間)3つでも場所により完全5度だったり増4度だったりします。 ミ-ファ、シ-ドが半音だから当然☺️ この「歪さ(いびつさ)」が五線譜をこえる記譜法が出てこない要因かなと思いました。 調性との関連でこうなったと見ています。 五線譜は音楽を「抽象化」するツールだなと最近考えています。 その抽象化の中で「調性」が柱のひとつになることは確かだと思います。 これが定規の目盛のように何処も同じ音程だったらかえってやりにくいのかな…なんて。 ピアノの黒鍵と

    • 「There will never be another you」の”あの”エンディングについて

      「There will never be another you」の終わりから4小節目と3小節目を半音上げて繰り返すエンディングって誰が始めたんでしょうね。 あれを廃止する動きがあって僕も割と賛成です😊 スティットもロリンズもゲッツもやってない。勿論チェットベイカーも。むしろルバートで終わるほうが優勢なくらいです。 悲しい歌詞です。 披露宴非推奨です💦 オリジナルはこちらの動画です。 ジャムセッションではアップテンポで演奏されることが殆どなのとは対照的にバラードです

      • 新年度雑感

        ポップスを教えるということは、雑な言い方をすれば普段耳に入って来る音楽のクラシックとジャズ以外全部を教えるということになります。 クラシックだってジャズだってそれが生まれた時はポップスだったと言えますが「今」はそうとは言い切れないと思います。 ポップスという現在進行形の音楽をどうやって教えればいいのか。 バッハやベートーヴェンを学ばずにクラシックを学んでいるとは言えないでしょう。学ぶべきレパートリーや作曲家がいて歴史を学ぶ必要があります。ポップスに比べたら新作も少ないの

        • よなよなのつれづれ

          僕は絶対音感無いけど移動ドも固定ドも使います。都合のいい方を使えばOK。固定ドもさっき聞いた音名のわかっている音を基準に無意識のレベルで測れば大体可能。 絶対音感が無ければ移動ドは簡単かと言うとそんな事は無くて、訓練が必要です。 移動ドのトレーニングがもう少し普及して欲しいけど、移動ドを提唱する人が少なからず原理主義的と言うか、固定ドを敵視し過ぎでドン引きなんですよね。単に生真面目(きまじめ)なんだろうけど。僕には信念の使い方を誤っているように見える。 絶対音感を持って

        五線はいびつ

          ベニー・グッドマンを聴いてたらこうなった話

          慌ただしく過ごしていますが書ける時になぐり書きしていきます。 4月2日の谷口英治さんとのダブル・バースデーライブ。 ジャズのやり始めに同じベニー・グッドマンを聴いてても、こんなに結果が違うのかって(笑)谷口さんと僕の事です。 人生って面白い。いいもんだなって思った。 僕は谷口さんの「Jazz」が欲しかった。 見ている世界が近くても僕にはできない「あの」感じ。 CD聴きました?すごいでしょ。 「Liberty City」だって何だって、絶品のソロ。クラリネットって

          ベニー・グッドマンを聴いてたらこうなった話

          オンラインショップ開設!

          4月2日の「イチョウ五重奏団」初のCD「More Than Ten Years」の発売に合わせてオンラインショップを開設しました。 イチョウ五重奏団の新作CDは「3/28(木)お昼の12:30から予約受付開始」です。 遠方などでライブにお越しいただくことが難しいお客様の為に「メンバー全員のサイン入りCD」を10枚限定でご用意させていただきました。 「通常版」は新澤のサインのみお選びいただけます。こちらは在庫潤沢です😊 クリアファイルも是非♪ どうぞよろしくお願いしま

          オンラインショップ開設!

          最初の分かれ目

          ブルースがカラダに入ったらこれスゲー、何でもできるぞ! って思えたら最初の壁は突破。 ブルースをモノにすることの価値を教えるのは僕の仕事じゃないと思ってます。 この直感を持ってる人だけが次の段階に進める。理屈じゃないです。 何のきっかけでもいいから、お!そうかもって思えたら突破。 あの曲がこの曲が弾ける弾けないとかそういう話じゃない。 時代を超えて通用するエッセンスを見抜く力も音楽力のひとつです。 他のどんな有名曲でも超絶技巧でもそれらが弾けたとしても、ブルースが

          最初の分かれ目

          小澤征爾さんの語る「音楽」「指揮」「教えること」

          君の道は君が創るんだ この小澤征爾さんの動画は本当に素晴らしい。 音楽の本質、教える事の本質をズバリと突いているトピックがこの短い動画の中にこれ程敷き詰められていることがあるでしょうか。

          小澤征爾さんの語る「音楽」「指揮」「教えること」

          英語圏ではまず通じない、恐らく日本だけのジャズ用語

          Combination of Diminished Scale →(英語圏では) Half Whole Diminished Scale Harmonic Minor Perfect 5th Below (Hmp5↓) → Spanish Phrygian, Phrygian Dominant, Mixolydian b9 b13(など) 裏コード → Tritone Substitution Hmp5↓の個人的補足 Spanish Phrygianは違和感が凄いです

          英語圏ではまず通じない、恐らく日本だけのジャズ用語

          「リスペクト」…気になることば

          「リスペクト」はねぇ…自分からすればいい。 人に求めないことなんだと思います。 そしたらきっと中にはしてくれる人も出て来るんだと思います。そう信じたいです。 人にリスペクトを求めたら、自分の気持ちを人にコントロールされてしまうことになります。つまり不安定になる。よくないよね。他人は気ままです。それぞれの都合もあるし。 「相手をリスペクトするとうまくいくよ~」と助言するのは…状況によってはアリだと思います。

          「リスペクト」…気になることば

          avoid noteが何故分かりにくいのか

          ※有料エリアには本文に加えてダイアトニック・コードに対応したスケールとavoid noteについての譜例と解説があります。 avoid noteは

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          avoid noteが何故分かりにくいのか

          絵を見るように聴きまくろう

          ジャズは「アドリブのやり方」だけではいい感じになりにくいです。大抵ならないと思います。 ジャズの歴史?それも大事ですが今日は違う話です。 その時間を「どうやってスウィングするか」はコピーなんかしたくもないような短いフレーズの繰り返しや単音の連続など様々な「過ごし方」にあるように思います。 この着眼点に欠けると勉強したことの羅列になって終わってしまいます。※無価値ではありません。勉強しただけ上達する部分はありますから遠慮なく勉強してください😊 ではどうするか。 絵を見

          絵を見るように聴きまくろう

          本音とは?

          『私達のニュートラルな状態は「愛」「幸せ」で、これが自然な状態だよ』って。 『本来の自分がどんな存在なのか忘れていると、低い波動(心の状態がよろしくない時)で何かしたくなることが「本音」って思い始めるんですよね。』 !!! ぐうの音も出なかったです。 ひやー この「本音」でもって何かの行動をやって、その後始末に残りの人生の大半を使ってしまうケース続出と語っています。そうかも。これ時々思い出そっと。 ※一時的に低い波動、つまり心の状態がよろしくなくなるのは誰にでもあ

          意外に使える目標設定の「コツ」

          目標を立てる時に意外と効くのは ・期限を決めない ・数値目標を設定しない 期限があるものについては仕方ないのかな…ちょっと分かりません(勉強中)。 でもさ、期限を決めないって「諦めない」「やめない」ってことでもありますよね☺️ あとね勝手に立てた数値目標で自分がつぶれてしまうとかある。 まぁだから実は目標を立てている時の心の状態によるんですけど…大谷さんとかはねあの図を「本当にできる」と心底思って嬉々として書いてるの自分から。そういう心の状態ならやってもいいのかな。

          意外に使える目標設定の「コツ」

          「楽譜に忠実な演奏」とは

          モーツアルト ピアノソナタ 16番 K545の聴き比べです。 「トルコ行進曲」の次くらいに有名なやつです。 クラシックが「楽譜に忠実に」なんて、如何に理解の浅い言葉か分かりますよね。 グールドはギャグ枠としても(すみません…)人によって演奏にかなりの振れ幅があります。 その違いはこの曲にだけ取り組んだ結果ではなく、モーツァルトのソナタを全曲弾きこなすような音楽的経験に基づいているはずです。これすごく重要。 逆の言い方をすれば、これ、全員「楽譜に忠実な」演奏なんです。グ

          「楽譜に忠実な演奏」とは

          「頑張る」と「本気で取り組む」の違い

          子どものころから「頑張って」って言われ過ぎなんですよね。 頑張れば報われるって信じてる。 報われるためにモチベーションに頼りだす。そんなもの無くても自分の状態さえ良ければ本気で取り組むことはできるんです。 実際、頑張るとそこそこの、どころか、かなりの結果も出せます。 だから頑張りたい人はそれでもいいと思います。人間は自由。 でも、もし、頑張っても今までのように行かなくなったら立ち止まって、一度「頑張る」を横に置いてみてください。捨てなくてもいいです。そんなに急な変化

          「頑張る」と「本気で取り組む」の違い