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どうやってジャズピアノが弾けるようになるのか(3)

好きな曲、弾きたい曲で練習するのが一番と言われたりもしますがこの3曲はまずやった方がそのやりたい曲もスムーズかもしれません。

もちろん、取り組む時間や諸々の余裕が次の発表会までの1曲分だけというかたはこの限りではないです。音楽の楽しみ方は人それぞれです。やればできますよ😊

体系的に学んで色々な曲を弾けるようになりたい方向けの話です。

まずはこの3曲、どうでしょうか。

1)F Blues (Now's the TimeやBillie's Bounceなど)
ブルース・スケールでのアドリブの練習
ここで大事なのは、アドリブの練習については、ブルース・スケールだけを使います。選んだ音だけを弾くトレーニングにもなります。
ピアノの場合は基本のジャズのコードの押さえ方もやります。そのうち書きたいですがもうあちこちにあるでしょうこれは😊。頻出のコードの押さえ方を練習していくのは次曲以降も同様です。

2)Autumn Leaves(枯葉)key=Gm
コード・トーンだけでのアドリブの練習
この曲はコード・トーンでのアドリブの練習に向いています。

で、次が大事なのですが、
「F Blues」でもコード・トーンだけのアドリブの練習をする。
ブルース・スケールでのアドリブと、コード・トーンだけのアドリブを混ぜる
「Autumn Leaves」もブルース・スケールを使ったアドリブを混ぜる。
こうやって以前に練習した曲に新しく学んだ方法を使ってみます。また、前の曲で練習したスキルを今の曲にも使ってみる。

3)Fly Me To The Moon key=C
コード・トーンと9thを使ったアドリブの練習。9thの選択。
9thはコードの場所により下記の3通りがあります。これを判別できるようになりましょう。(そのうち書きます)
・9th
・b9th
・使えない(ここではコード・トーンだけのアドリブにする)
この曲は9thの選択の練習に向いています。

新しく出てきた「9th」のスキルを「F Blues」「Autumn Leaves」にも試します。「Fly Me To The Moon」にブルース・スケールのアドリブを混ぜたり、敢えてコード・トーン縛りのアドリブをやってみたりもしましょう。

ここまで取り組んだらかなりの経験になっていると思います。

実は色々な理由でこれだけではジャズらしくならないことも多々あります。ですが意味のある練習です。

まずは「自分が選んだ音でアドリブするスキル」が身に付いていきます。

また、レジェンドのアドリブをコピーする時にコピーしたフレーズがどのような仕組みになっているか部分的にでも理解できるようになっていると思います。部分的というのが大事で理由が分からない音は放っておきます。大事な考え方です。

いきなり「F Blues」で色々やるより、この3曲で段階的に基本に触れる(身に付けるまでは行かなくても大丈夫です)のはなかなかに良いのではないかと思います。コードの押さえ方も3曲やると色々と出てきます。

いけるかな?というかたはレジェンドのアドリブをコピーしてそのまま弾いてみたり、部分的に使ってみたりもしてみて下さい。いずれは必ずやるハメになります😊

こうやって複合的に練習していきます。

なんか弾けそうな気がして来ましたよね!

このオスカーピーターソンの演奏はテーマはかなり凝ったことになっていますがアドリブは4拍子です。早過ぎるところは飛ばしてください😊キーがCのやつってなかなかいいのが見つかってません、


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