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中期戦略を立てよう!中期戦略へのアプローチ方法

ある企業様の中期戦略プロジェクトに参加しています。

若手メンバーで2030年のビジネスを描き、その種を創ろうというテーマです。

その中で出てきた話題が
中期戦略をどのように立てたらよいのか?
でした。

中期戦略を立てることはプロジェクト推進にとって重要ですが、
実際、中期戦略を立てようと思っても
どうアプローチしてよいのか分からないという方々は多いです。

今回の記事は中期戦略について私なりのイメージをお伝えします。


|中期戦略のアプローチ方法


中期戦略のアプローチ方法について私なりの考え方は以下の通りです

① 現在からの積み上げ(連続)でなく、非連続で考える

② 今の地点から未来を見るのではなく、タイムマシンで
未来にいってその未来からみたイメージで創造する

③ 2030年をピンポイント(点)で見るのではなく
2030年~2040年など時間軸(線や面)でとらえる

④ 未来の環境や技術にあわせていくのではなく
その環境に向けて未来は自分たちがつくる


企画業務のように将来を考えることを仕事にしている人は
上記のような考え方をされている方が多いのではないでしょうか。

反対に普段現場で仕事をされていて、なかなか将来を考える機会のない方は
上記のような思考方法に変えると中期戦略のアプローチをうまくイメージできるでしょう。

図にするとこのような感じです。


ひとづずつ見ていきます。

① 現在からの積み上げ(連続)でなく、非連続で考える


一般的に、中期戦略をどうしても現在からの積み上げで考えてしまいがちですが、それでは事業計画になってしまいます。

もちろん既存事業での積み上げでの中期計画も大切ですが、
新規事業系の中期戦略に求められることは非連続な未来のはず。

できるできないはいったん横におき、
自分たちが大成功している理想の状態をイメージして
中期戦略を描いてみましょう。

② 今の地点から未来を見るのではなく、タイムマシンで
未来にいってその未来からみたイメージで創造する


未来の"見方"も大切です。
今の地点から2030年を見るというイメージではなく、
タイムマシンに乗って2030年にいってそこから見ていると想像し
そのときの理想の状況を書き出してみてください。

③ 2030年をピンポイント(点)で見るのではなく
2030年~2040年など時間軸(線や面)でとらえる


事業は点ではなく継続していきます。
2030年をピンポイント(点)で見てしまうと
実際にはすでに遅かったり、あっという間に陳腐化してしまう
ということも少なくありません。

少なくとも2030年~2035年、できるなら2030年~2040年・2050年
くらいまでの時間軸(面)で考えてください。

④ 未来の環境や技術にあわせていくのではなく
その環境に向けて未来は自分たちがつくる


未来の環境や技術は自然にできるものではなく
誰かが創っているものです。

未来の環境や技術の中で
"自分たちの領域の未来は自分たちが先頭に立って創る"
という感覚を持ってください。
この感覚はとても大切です。

2030年なんてあっという間です。
2030年に環境や技術がどうなっているかはまだ実現していないだけで
だいたい見えています。
みんなすでに死に物狂いでやっています。

2030年の環境や技術にあわせていくと間違いなく遅いはず。
すでに誰かがやっている、すなわちレッドオーシャンに突入します。


私がよく言っている
トレンドは読むな、創れ!
です。

|おわりに


中期戦略のアプローチ方法、いかがでしょうか?
いろんな考え方があると思いますが、私のアプローチのイメージをお伝えしました。


もちろん、言うは易しです。
私自身も未来をすぐにイメージできるかといえば
全くそんなことはありませんが、
考え方やアプローチ方法は大切だと思っています。


2024年度に向けて中期戦略を考え始めている企業も多いと思います。

他ではできない新しい価値を創っていってください。

最後までお読みいただきありがとうございました。
何かのヒントになればうれしいです。


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