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カリフォルニア司法試験・勉強の記録

カリフォルニア司法試験を受験してきたので、どのような勉強をしたのか、本番の手応え、反省をまとめておきたいと思います。

★週毎の勉強

  • 5月1週目:授業開始前の夏休みと冬休みを活用して授業期間中にエマニュエルをおわらせる(500問)+その他空き時間を利用して(500問)→択一合計1000問

  • 5月2週目;卒業式の翌日から本格的に勉強開始→初日は50問、その後、Jd AdvisingやSmart Bar Prepを見ながらやり1日10問+記述1問→合計1100問

  • 5月3週目:1日10問〜30問、記述1日1問のペースで勉強継続→合計1200問、Bar Briエッセイ問題集のTort完了

  • 5月4週目:友人が1日にMBEを60問解いていると聞いて焦る、少しづつペースをあげて勉強(1日平均20問)→合計1350問

  • 5月5週目:テストモードを使って演習量を効率的に増やせることに気づく(1日50問ペース)→合計1500問、Bar Briエッセイ問題集のCriminal完了

  • 6月2週目:Tort, Evidence, CriminalはBarbriで8問、他の科目は4問を答案構成→Smartsheetで規範確認、カード化、択一は30~50問、合計1700

  • 6月3週目:MBE科目+Remedieの終了、択一正答率50以下の時あり焦る、2021年の過去問を時間を計って解く→74%、見たことあるような問題に助けられた、合計1800

  • 6月4週目:CA科目含め全ての記述を4問程度解きカード化完了(Corp3問、Agency&Partner1問)、エマニュエルの復習民訴も含めて完了、合計1900

  • 6月5週目:残りの記述問題のカード化、合計2100

  • 7月2週目:BarBri全て8問解き終わる、合計2300

  • 7月3週目:エッセイ問題集2週目(1日1科目、7問答案構成+一問実際に起案)、MBE30~50問毎日、エッセイまとめ、択一まとめ作成開始、合計2700

  • 7月4週目:Barbriと青本の全問題をざっと見返して知らない論点がないか確認、カード暗記、2日に1回ペースでエッセイorPT起案、エマニュエル2週目で間違ったところ解き直し、JD Advising等で択一、合計2800

  • 試験直前:エッセイ中心にカードの見直しと暗記、AdaptibarやJD Advisingで択一の勉強も少々

*エッセイ対策を少し早く始め、7月からはほぼ毎日1問は起案したのは良かった点。本番で書く字数も1問題あたり平均で1300wordくらいまでに伸ばせた
*択一はエマニュエルとAdaptibarとエマニュエル&JD Advisingの模試、もっとAdaptibarの復習に注力すべきだった
*7月4週目頃に行なったJD Advisingの問題の正答率は84%だったが、ほぼ全てエマニュエル等で見たことのある問題だった
*試験には出なかったものの苦手だったReal Propertyについて友人と議論したことで理解が深まったり、友人の勉強法を聞いて自分の勉強法を修正したりと、友人の存在には試験当日も含め物凄く助けられた。Berkeleyで出会い一緒に勉強できた仲間に大感謝。

★本番の手応え

  • エッセイ→当初は700~800 wordであったが本番では、少し遠い論点も含めて関係する論点を網羅的に書くスタイルで1100~1450 wordづつ各科目で書いた。特に午前はパターン的な問題の出題もあったため、全体で10分ほど時間が余り、当てはめの充実化やマイナー論点の追記を行なった。PRはCAと通常ルールをざっくりとしか覚えていなかったのでそこでルール展開の精度を十分に高められなかった印象。後半はCriminalで事実を一部拾い漏らしたり、強盗の当てはめでミスを犯したのと、Equitable RemediesでRescisionとReformationを論じ漏らしたのが痛いミス。PTはしっかり論点は拾った印象だが、クライアントへの提案から始めろという指示を落とすミス。午後も時間としては5分ほど余ったが、もう少し事実の漏れがないかとか、PTの指示の再確認を優先しておくべきだった。予想としては、Q1 (Agency, Partnership): 65, Q2 (Tort): 65, Q3 (PR): 60, Q4 (Criminal): 60, Q5 (Remedies): 60 or 65, PT: 60 or 65

  • MBE→午前の前半はやや出遅れるも後半で巻き返し最後は10分程度余る。同じ回答が続いているところの問題の見直しやマークミスの確認をして終了。午後の前半は快調にスタートするも、後半で近くの人が席を立ち、やや集中力が乱される。その後なんとか時間内に終え3分ほど余る。マークミスの確認をして終了。過去に見たような問題はなく(論点自体は重なる)、また、時折知らない法律や州法について書いてある選択肢も登場したので手応えはあまりない。知識が曖昧で間違った問題もあり。午前70%, 午後60%で、65%程度の正答率の予想だが、実際の正答率は読めなないので後は祈り。

★反省

  • 直前の択一の勉強はAdaptibar復習の方が良かった。JD Advisingはほぼ全て見たことがある問題だったので、自分の知らない知識を明確化して潰していくのと、二択で迷った時の勘を鍛える観点からAdaptibarに集中した方が良い。エマニュエルのテストも時間配分確認用では使えるかもしれないが、少し本番の傾向とは異なる長文問題やマイナー論点をオリジナル問題で聞いてくる印象。

  • 記述は演習をする時に事実にマーカーをひきながらやって、事実を余すことなく使って時間内に書き上げる練習をするべき。本番は直接聞かれていない論点も合わせて広く浅く論点を拾ったが、一部拾いもれた事実があった。


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