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「未来責任」「心に喜ぶことをする」自分がわからなくなり僕は岩手に帰った。

先日TABIPPO学生支部としての活動に幕を閉じました。

TABIPPOにお世話になるのは今年で最後かなと思うくらいにはコミットメントできたと思っています。
自己満足でもそう思えているからいいのです。

本来なら今頃タイに渡航し打ち上げに参加して、一緒に頑張った仲間たちと遊んでいるはずだったのですが、東京で以前と変わらずスタバでカタカタしている次第です。

パスポートの更新をしなければという理由で大阪から東京に帰ってきましたが、1人でいる時間に色々振り返りをしていました。

振り返りの途中で来年でどうしようかなと将来のことを考えた時、急に大きな不安に襲われました。
色々やってきたけれど、今何をしなければいけないとか、自分がどうなりたいとか、なんだかごっちゃになって。

色々なことに手を出してきて、色々なことに挑戦してきたはずなのにポケットには何も入っていなくて。ビスケットとは違って叩いても出てこないし増えません。

これがいわゆる病みってやつですかね。タイに行こうにもこのメンタルでは楽しめないなぁとか考えていると親から電話が。

自分に自信がない時、自分が苦しい時はどうしても出たくなくて無視してしまう悪い癖が発動。LINEがきても無視を続け兄弟にまで迷惑をかける結果に。典型的なダメ息子です。

何がいけない、どこで間違えた、いつからこの気持ちから逃げていた。

こんなことを1人で考えているとまぁよくない方向に向かいますよね。悩まなくていいことも悩みました。負のスパイラル突入。

そしてこの時なぜか知りませんが、岩手に帰ったら見つかるかもと思ったのです。
1週間前の僕まじでファインプレー。
そこで自分の納得いく答えに出会えたのだから。

「お前は何がしたい。」

帰京までの期間も決めていない、旅に出るみたいなノリで帰省しました。
不安に押し潰れそうで夜行バスで全然寝付けなかったのを覚えています。

僕の家は髪を染めることが禁止で。そんなこと知ってるのにも関わらず金髪の頭で帰りました。

そうするとまぁ親父に怒られます。

そんなことはさておき、実家に帰りお風呂に入った後の夜ご飯。
ご飯を食べ始めるや否や親父に言われた一言。

「お前は何がしたいの?」

なんかリ◯ルートを感じさせるような言い方ですがそれは置いておいて。

今まで、これやりたい!あれやりたい!とわがまま気ままに言ってきたのですが、全然答えられなくて。

「旅がしたい!」

「ゲストハウスで働きたい!」

「TABIPPOでインターンしたい!」

「アオイエに住みたい!」

「無人島でイベントやりたい!」

「学生支部で友達作りたい!」

とかとかやりたいことが素直に出ていたはずなのに、いざ前を向いた途端何をしたいのか出てこない。

悔しいとか怒りとかそういう感情よりも悲しさや虚しさがこみ上げてきました。

僕が1番だ!ってどこかで思ってたんでしょうね。
何もすごくない、何も生み出すことができていないのに。

行動したことを正解にするのが今まで自分だったのに、いつの間にか考え抜いて正しいと思ったことをやっていたんです。

学生支部には共感覚を持っているのんちゃんという女の子がいるんですけど、その子曰く僕は赤と青色とのこと。


これがまぁ的を得ているというか。

論理的に物事を判断していいものを選ぶ。違和感を感じても本音が言えないため自分の中にとどめておく。

振り返ると、自分の心に素直になってコミュニケーション取ってればもっといいものできたのかなぁとか思いました。
ざき、あの時は当たってごめんなさい。

少し話が逸れました。戻します。

親に言われたことが、見事に答えれなくて、口達者な自分はどこかへいなくなっていました。

でもその時僕は「すごく弱い人間だ」ということも認識しました。
1人では何もできない、ひょうきんものだということ。

自分は弱いと心から認めると心に少し隙間ができました。何も決まってないけどスッキリしました。

晩御飯を済ませ、寝床につき、次に日僕の思い入れのある生まれ故郷の釜石に行きました。

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釜石では10人近くの人とお話ししました。

地域おこし協力隊で東京から釜石に移り住んでカフェを経営している方、釜石で一番大きい土木系の会社の社長さん、三陸食べる通信の編集長の他に多角的に活動している方、全国から釜石をはじめとする岩手の沿岸地域にインターンの斡旋を行なっている方、お店が0件のシャッター商店街に目をつけ釜石でコワーキングスペースを始め色々な形でまちづくりをしている方など。

釜石にはたくさんのかっこいい大人がいます。

そんな方々のたくさんお話をしてアドバイスをいただきました。アドバイスよりコーチングに近かったかもしれません。
自分がやりたいことも自分がするべきことも、5年後の姿もたくさんぶつけることができました。

今まで苦手だった過去の振り返りも何度もしました。
そして時間はかかったものの、自分なりの答えも出せました。

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タイトルにも書いてありますが、僕の中ですごく印象に残った言葉があります。

「未来責任」と「自分の心が喜ぶことをする」の2つです。

「未来責任」

これは自分が口にした、選択した答えに責任を持つということ。友人の文太君も同じようなことを言っていました。

振り返るといろんなところで逃げてきたなぁと思います。色々やっているのは表面的にそう見えているだけで。自分に自信がないから武器を増やしていたんです。でもその武器を使いこなす技術もなければ、どれを使っていいかもわからない。

持ち物多ければ強いっしょ!って思ってたけど全然そんなことはない。
持ち物が多いとスピードが遅くなる。整理して今持つべきもの、捨てるもの、大切に保管しておくもの、分けておかなければせっかくの武器も台無し。

中途半端に何かをするのではなく、自分の決めた道を正解にする。
当たり前だけどすごく考えさせられました。

「心が喜ぶことをする」

これはすごくシンプルですが、いつの間にかどこかに置いていってしまっていたこと。

今年の活動がそんなに面白くなかったという意味ではなくて、自分の心も置いてけぼりにせずやっていればよかったということです。

組織にために、仲間のために、代表陣のために。

活動中なおさんに言われた、
「代表陣のためにやるとかやめたほうがいいよ」
っていうのが痛いほどわかりました

自分はどうしたいのか、どうなりたいのか、何を成し遂げたいのか。
すごくシンプルだけど見えなくなっていました。

「何かをしなければ偉くない」という社会に気がついたら飲み込まれていて、溺れているのに気づかなくて。溺れていたら息ができないはずなのにそれすらも気づかない。呼吸をするために水面に上がるのではなく水中で酸素を探している状態。

手に入れることができないものを手に入れることに必死になっていました。

もっと自分と向き合って、本当にしたいことを認識する。
当たり前ですがすごく大切なことですね。

最後に

6年目になる今年の大学生活ですが、今回の帰省で退学や休学も考えました。

その中でしっかりと整理し親と相談した結果、このまま大学生活を送ることに決めました。

単位はたくさん残っていますが、今年中に卒業します。
そしてアオイエも出ます。
TABIPPOで来年活動することもありません。

これが自分が決めた道です。

「大学を卒業する。」

多くの人からしたら、
「なに当たり前のこと言ってんのw」
と思うはずです。

僕からしたらこれはすごく大きな決断でした。
これは学生というラベルにすがらないという意味でもあります。
学生は最強ですが、学生から抜け出すことが今の僕にとってすごく重要なことでした。

会社で働く?世界一周に行く?ワーホリに行く?

来年のことなんてわかりません。
でも自分の決めたこの決断を正解にするのは自分自身。

自分のために、大学を卒業します。
自分のためにこの道を選びます。
自分のために正解にします。

心が納得する答えを出せてよかったです。

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だらだらとした長い文章になってしまいましたがここまでお付き合いいただきありがとうございます。

自分の今の気持ちを何かに綴りたくて、また迷った時に読み返したくてnoteという形で残しました。

自己満足極まりないnoteですが許してください。

同じようなことで迷っている人の元へ届けば幸いです。

では。

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