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【書評】学びを結果に変えるアウトプット大全

■本の印象

タイトルに「大全」と付いてるので辞書っぽい感じなのかなと思ったけど全然そんなことなかった。

表紙には
 ・日本一情報を発信する精神科医が贈る
 ・脳科学に裏付けされた
などの記載。

内容は正にその言葉どおりで、医学的な裏付けや社会学に基づいた考察などに加え、「圧倒的な発信をしてきた経験者だからこそ書ける内容」が詰まっている。

■著者の具体的な紹介

Youtubeの公式にプロフィール動画があった。

著書の中で書かれていたアウトプットの実績は
 メルマガ、毎日発行13年
 Facebook、毎日更新8年
 YouTube、毎日更新5年
 毎日3時間以上の執筆11年
 年2~3冊の出版、10年連続
 新作セミナー、毎月2回以上9年連続
中身の詳細は見てないけど、とりあえず量が半端じゃないのは間違いない。

■想定する読者

タイトルの通り何らかの理由で「発信力を鍛えたい人」向け。
特に読んでほしいのは以下の人。

①「このままの自分じゃまずい」と思いつつ、具体的に何をしたら良いのか分からず悩んでいるサラリーマン
②就職を控えつつ、将来に不安を感じる学生

要は「今後に漠然とした不安」を抱えている人。
自分含めてそんな人たちに「とりあえず何かしよう」と思わせてくれる本。
その他「プレゼンがうまくなりたい人」とか「コミュニケーション能力を鍛えたい人」などにもオススメ。

■中身の紹介①

著者の樺沢さんにもいいね貰ったからか、結構色んな人から反応貰えた。
この「アウトプットがないと無駄」という記載が本のかなり序盤に出てくる。
頭では理解してはいたものの、改めて言われると結構グサッとくる内容ですな。自分の現状が「インプット:アウトプット=9:1」くらいなのでかなり反省。
今後アウトプット主体に切り替えていかねば・・。

■中身の紹介②

こっちはZOZO田端さんにリツイートして貰って少し伸びた。
ストーリー性があると記憶は定着しやすいという話。
本書の中では「三角形の面積を求める公式が何故『底辺×高さ÷2』なのか」が説明されている。

仕事をしていても感じるが
「何故この仕事は必要なのか?」
「何故この対処をするとこうなるのか?」
という視点は非常に大事。ストーリー性を持つことで仕事の精度は格段に上がる。

これは「自分が覚える」ことももちろんそうだが、「他人に印象づける」ことについても同じことが言える。エピソードが想起できる方が印象には残りやすい。自己紹介とかもね。
最近「今後のビジネスにはストーリーテリングが重要だ!」と言われているのは、「人々に根強い印象をもたせる」ことが何よりの目的だろう。

■この本を取り上げた理由

ちょうど今自分がアウトプットの鍛錬中のため取り上げた。
想定読者の「漠然と不安を感じる人」というのがまさに今の自分。
これまでエンジニアとしてある程度やることはやってきたし,転職活動で特に苦労したわけでもないけど,現状の自分のままではいけないと思ってまずは発信を・・という流れ。

多分同じように考えている人はそれなりにいると思う。そんな人にも届けば良いなと。
Twitterではこの投稿で上げたもの以外にも「気になったポイント」を挙げているので,もしよければ見て頂ければと。

高石圭佑

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