無題

カンパ金会計問題を巡り「森友・加計告発プロジェクト」田中正道・黒川敦彦氏が共同代表を辞任

 市民団体「森友・加計告発プロジェクト」は15日、田中正道・黒川敦彦氏の両名が共同代表を辞任したことを発表した。今後は他の3名の共同代表体制で活動を継続するという。

 田中正道氏によると、カンパ金等の活動資金の使途を巡り疑義が生じ、会計(出納責任者?)に精査してもらったところ計上していないカンパ金・賛同金が見つかった。これが会議の中で田中氏個人の責任として「運動を食い物にしてる」などと糾弾されたようだ。

 現在もフェイスブックのコメント欄で賛否両論が飛び交っているが、田中正道氏の活動に対する熱意と、社会通念上は必須とされる会計の透明化についての認識にずれが生じている。そもそもの会計基準や役割分担が不十分であったことは田中氏の投稿からも見て取れる。

 活動として社会に与える影響という部分では田中・黒川両氏の印象が強く、田中氏らに資金の使途が集中するのは当然のように見えるが、それでもその使途は漏れなく会計帳簿に記載するべきで、組織としての会計管理に問題があったと言わざるを得ない。

 残る3名の共同代表に関しては、SNSのアカウントを持っているが、積極的な活動のアピールをしているとは到底思えない。田中氏は代表は辞任したものの、今後も活動は続ける。筆者個人としては活動には賛同しないが、これまでフロントに立って対立意見からの批判を一身に浴びてきた同氏の気持ちを考えると複雑な心境である。

※この記事は全文公開となっています。サポート・月額登録によるご支援をお願いします。

ここから先は

0字

¥ 100

執筆活動のご支援をお願いします。