読書記録/鹿の王2

鹿の王2 著:上橋菜穂子

1巻を読んでから結構時間が経ってしまっていたので、ちょっと思い出しながら読み始めた。

上橋先生の作品は、獣の奏者で当時アニメを見て、惹かれた。
アニメは、丁度我が家の夜ご飯時だったが、チャンネル権を有無を言わさず奪い、欠かさず見ていた。
再放送もきっちりリアタイするくらいハマっていた。
そんな私を見たからか、母が原作小説を買ってくれた。
鹿の王もそうだけれども、上橋先生の作品は、オリジナル(?)の国や地域名が出て来ていて、獣の奏者に関しては、最初にアニメを見ていたのもあり、関係性や国や地域名を覚えていたので、すんなり入って来たけれど、鹿の王は、小説が初めてのため、登場人物の関係性も含め、理解しながら読むのに少し手こずってしまった。
でも、理解してからは、その世界にのめり込める。
すごく面白い。

1巻では、ヴァンをメインに描かれているイメージがあり、2巻ではホッサルのことが沢山描かれていたイメージ。
感染病と闘いながらも、国同士の事情に挟まれ、また治すではない方法で、患者に向き合っている東乎瑠。
方法は違えど、どちらが正しくて、どちらが間違っているかとは言えないと思った。
黒狼病の原因に、近づけるかと思いきや、マコウカンの故郷に着いたと思ったら…
1巻に引き続き終わり方が、本当に続きが気になる。

今回1番時間を忘れて、読み続けてしまったのは、ヴァンが夜半仔(?)たちと闘うシーン。
裏っ返になった時の、今までにはなかった景色、見え方の描写にとても惹かれた。
危うくお昼休憩終了時間を、超えるところだった。

3巻は、間を空けずに読みたい。

2023.4.19

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