見出し画像

ある人の妊活記録vol.7〜初の人工授精、卵胞チェックとの戦い

vol.7からは、やっと治療について書いていきます!
人工授精か顕微授精か迷いつつも、少しの可能性にかけて人工授精を進めることになった私たち。
ここでは、初めての人工授精についてお話ししていきます。

その前に「人工授精とは?」と「治療の流れ」について

人工授精とは?
採取した精子を濃縮して、子宮内部に注入する生殖行為のこと。
精子の運動率が少し悪い場合や、子宮の入口が上手く精子を迎え入れられない場合などに有効的みたいです。(詳しくは調べてみてください!)
先生曰く1回あたりの妊娠率8〜10%とのこと。

人工授精の流れ(私の通っていた病院の場合)
①卵胞チェック
 排卵の時期を予測し、人工授精のタイミングを見極めるために卵胞の大きさをチェックする
 ※卵胞が20mm前後になると排卵する
②精子採取
 排卵予定日に院内または自宅で精子を採取する
③精子の調整
 元気な精子を選ぶ
④人工授精
 調整した精子を膣に挿入、終わり!

この①卵胞チェックが思ったより強敵でした。
というのも、人工授精にかける時間の9割はほぼこの卵胞チェックに取られます。

どれくらいの時間とられるかというと、多いときは週3通院!

卵胞チェックは、超音波エコーで卵胞の大きさを測って排卵日予測をする簡単なもの。
ですが、卵胞が順調に育つこともあれば、ホルモン注射を打っても中々育たないこともあり…

画像1

この気まぐれ卵胞のおかげで一番悩んだのは仕事との兼ね合いです。

私の場合、職場には治療のことを伝えていて理解を示してくれるありがたい環境だったのですが、それでも「週3通院はさすがにヤバい奴では?」とネガティブ思考になることも。

そんな私を救ってくれたある先輩の言葉がありました。

「子育てが始まると保育園からの呼び出しとか、自分ではコントロール出来なことなんてたくさん起こるよ。今はその予行練習だと思えばいいんじゃない?」

これまたハッと気付かされるお言葉でした!(vol.2の旦那の言葉に続き2回目)
今の状況でクヨクヨしてたら、この先妊娠しても子どもが産まれてもコントロール出来ないことに悩み続けるに違いない。

それからは
「治療と仕事の両立をどう乗り越えるかに悩みチャレンジしている時点で、私は既にパワーアップしているのでは?」
という思考に。

こうして、治療にも仕事にも前向きに取り組めるようになりました。

実際に、仕事と治療の両立に悩んでいる人は多いと思います。
私の場合は職場が理解のあるところでしたが、職場に治療のことを伝えられない人もいれば(伝えたくない人もいると思うし)通院なんて出来る環境ではないという人もいると思います。

そんな人たちが、自分のことを責めることなく少しでも妊活に前向きに取り組めるようになれば良いな…と思っています。

vol.8では、今回書けなかった人工授精1回目の結果について書いていきます〜

もうひとつ…
今回卵胞チェックについて書きましたが、人工授精でもうひとつ地味に大変だったのが人工授精当日の精子の調達。
時間指定があるので、それにあわせて採取するのが中々大変。
一番驚いたのは、卵胞チェックに行った日の
「もう排卵しそうだ、今から旦那さんに精子持ってきてもらうこと可能?」
でした。
当時の私は即座に「どうにかします!」と答えていましたが、旦那にとって負担だったんだろうな…と今になって思います。
よく、不妊治療では通院回数などから女性側に負担が多くかかりがち、といいますが、もちろん男性も大変なことはありますよね。
男性側の負担などについてはまた改めて書いていきたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?