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咎められるべきは人権侵害か器物破損か、非難殺到の入国管理局のツイートへの見解


 netgeekの運営者が身バレしたことに何か反応があるかと思いきや、いつも通りどこぞで拾い集めて、寄せ集めの記事でお茶を濁している。被害者の会の呼びかけによる集団訴訟の可能性や、本名、学歴、会社所在地が自民党議員連絡事務所だったことなど情報が晒され、内心は戦々恐々としているのではないだろうか。今この時に弁護士に相談しに行っているかもしれない。動きがあるまでかとさよnoteは小休止しようかと迷っていたところ、昨日、このようなツイートが飛び込んできた。


非難殺到した『落書きは止めましょう』ツイート

https://twitter.com/IMMI_TOKYO/status/1064810387797733376

 当方、入館管理局のツイート対して眉をひそめ、脊髄反射で引用ツイートしたのがこちら。(ちょっと熱くなり過ぎてキツイ言葉なのは反省している)


 『FREE REFUGEES』『REFUGEES WELCOME』、という落書きがどうやら東京入国管理局の徒歩5分圏内に描かれていたらしい。このツイートに賛否両論あるのだが、入国管理局に対しての批判的なツイートの方が多いと感じる。
 まず、なぜ東京入国管理局の周囲にこのような落書きがなされ、なぜ東京入国管理局がわざわざ写真に収めツイートしたのか、根本にある問題について下の記事でよく纏められている。

『FREE REFUGEES(難民を解放せよ)』東京入国管理局前に、不当拘束された難民解放を訴えるグラフィティアートが! 2018/11/21 (連陸文著)


renlik.net/2018/11/21/『free-refugees%ef%bc%88難民を解放せよ%ef%bc%89』東京入国管理局前に/

(連陸文著はどうやら新しいバイラルメディアであるが良質な記事が揃っており、今回もわざわざ東京入国管理局に問い合わせをして尋ねたりしているので、フォローをしている) 【連陸文著Twitter:@renlik_edit】

 入国管理局が難民申請をしている方々の仮放免手続きを却下し、不法滞在者として拘束したり、また拘束中の方々への「暴力」「適切な治療を受けさせない」など人権侵害が行われており、入国管理局による難民への扱いの是正を求める運動がなされている。今回の『FREE REFUGEES』『REFUGEES WELCOME』の落書き(グラフィティアートの意も含める)は運動下において起こってしまった器物損壊であり、不法行為として問われる可能性があるだろう。


FREE REFUGEESに対し弁護士は?

 器物損壊罪という言葉も出てきたことなので、弁護士ドットコムがどのように今回の件を伝えているのか。

『東京入管「難民解放の落書きやめて」ツイートに批判殺到「ひどいのは、お前らだ」』(弁護士ドットコムNEWS)

 「表現方法が良いかどうかということはあるが、こういうことを書かせたくなる入管の運用があるということ。まずはそこに向き合うべきだろう。技能実習生問題も含めて、批判を認識しながら改めない法務省の姿勢が問われているのではないか」(高井信也弁護士)

 「まず、入菅の長期収容や治療拒否のひどさは『少し』どころではない。そして、なぜ入管がこの落書きを批判するのか。道路を管理するのは、入管ではない。公共物に書かれたものに対して、こういうツイートをするのは立場的におかしい。本当は、入管に対する批判に腹を立てているとしか思えない。腹を立てるのではなく、難民問題や長期収容の問題に向き合うべきだ」(指宿昭一弁護士)

 弁護士ドットコムから見解を求められた高井弁護士、指宿弁護士は『FREE REFUGEES』『REFUGEES WELCOME』との落書きに言及するのではなく、入国管理局の問題と向き合わない体質について厳しいコメントを寄せている。


 落書きという損失では終わらせず

 入国管理局を非難している人達は器物破損については棚上げをして、ただ闇雲に入国管理局の人権侵害について指摘しているのだと勘違いする者もいるだろう。一部にはそのような人もいるだろうが、それが全てではない。当方、あくまで法令順守という立場に置いてであるが『グラフィティアートに関して否定的』だ。だが公共物への落書き等は入国管理局の管轄外なので、入国管理局がツイートするのは立場的におかしい、職域を超えているという一点で、件のツイートの正当性を否定しているのである。

 さらにもう一歩踏み込んで言えば、器物損壊に対して指摘したところで、それはすでに行われてしまった行為に過ぎず、今はもう警察の管轄である。この歩道や歩道橋に掛かれた『FREE REFUGEES』『REFUGEES WELCOME』という落書き、いやグラフィティアートをどの様に捉えることが、より良い社会を生むだすのかという独自の視点を持たなければ「公共物に落書きをされました」というただの損失で終わってしまう。

 たしかにグラフィティアートに矛先をむければ、模倣犯を生まないだろうという点において正しいかもしれない。だがあくまで『最小単位』でしかなく、実務的には警察の仕事であり司法によって片を付ける話だ。根っこの問題である入国管理局による難民への人権侵害を解決する方がより社会的意義を持つ。それ故に私は入国管理局の難民に対する人権侵害を是正するよう求めている立場だ。



前回のかとさよnote
netgeek運営者バレる!?さらなる続報により窮地に立たされる! 会社所在地は自民党議員の連絡事務所(加筆)
https://note.mu/ksty/n/na7bee73c6d64

前々回のかとさよnote
防弾少年団(BTS)へのnetgeekの異常な執着:BTSの名誉回復を
https://note.mu/ksty/n/n5de90182fa02


今まで五つほど『かとさよnote』『ある日の鬱体験シリーズ』の記事を書きましたところ、サポートをしてくださった方が結構いらっしゃいました(こんなにも!?と驚きました)。お礼が遅くなり申し訳ありません。サポートして頂いてありがとうございます。夜中に執筆しているため、カフェイン摂取費用(缶コーヒー)として有意義に活用させて頂きます(´▽`*)

かとさよ@狐狸新党(こんぽこ新党)
@withktsy



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