見出し画像

自分にピッタリなジュエリー探し~リング編~

ジュエリーは好きですか?
毎日身に着けますか?
私は小さな頃からジュエリーが大好きで、光に吸い寄せられる蛾のように(笑)キラキラしたものを見つけると近寄ってうっとりと眺めていました。周りの大人や道行く人で素敵な人がいると、ジュエリー使いをじっくり観察したり、雑誌のパリやミラノ、NYのスナップ特集なんてもう大好物!!何度も眺めては、「いつかこんな風になりたいなあ」と憧れていました。
そんな私ももう40代。これまで自分なりにジュエリーを選び取り、身に着けてきて、だいぶ上手に着けこなせるようになってきたように思います。
ここではそんな私が考える、自分にピッタリなジュエリーを見つける方法をシェアしたいと思います。
今回はリング編です。

リング:私の場合


リングはピアスやネックレスと違って、自分で見ることのできるパーツに着けるものなので、見るたびにウキウキしたり、気分が上がるものが良いですよね。
私にとってリングは、3つのカテゴリーに分けられます。
①お守り的なもの
②定番のもの
③その日の気分に合わせてチェンジするもの
お守り的なリングは、寝る時もお風呂に入るときも外しません。私のお守りリングは2つあって、1つは両親から今までプレゼントされてきた小さなダイヤモンド達(母のお下がりのリングや、父からの香港のお土産のリング、誕生日にもらったブレスレットなどについていたもの)を使ってリフォームしてもらった(ほぼ)エタニティリングを左手親指に、もう1つは、自分のために買った一粒ダイヤのリングを左手人差し指にしています。この2つはなんせ丈夫さと邪魔ではないことが求められるので、素材はプラチナで、引っ掛かりのないデザインにしています。外さないので傷だらけですが、傷も味!でもダイヤモンドはすぐに曇ってしまうので、まめにお手入れはするようにしています。

定番のものは、今はシルバーのイニシャルリングです。これは大ぶりなもので、毎日出かけるときに左手中指にしています。このリングは双子の姉とお揃いで、誕生日に家族に買ってもらったもの。自分のアイデンティティを示すものだし、個性があって気に入っています。

右手には、その日の気分でリングをつけます。20年以上前の留学時代に買ったカレッジリングや、むか~し両親が誕生日に買ってくれたジョージジェンセンの誕生石(ガーネット)のついたシルバーのリングもまだまだ現役(こう考えてみると、うちの両親はよくジュエリーをプレゼントしてくれました)。そのほかにも大好きなアッシュペーフランスで購入したセルジュ・トラバルやイオッセリアーニのシルバーリングもお気に入りです。最近は、母がしなくなってずっとしまい込まれていた色石のリングをいくつか借り受けて、その日のコーディネートに合わせてつけるのがお気に入り。

両手合わせて1日に大体4~5個のリングを身に着けています。

ちなみに素材は圧倒的にシルバー、プラチナ、ホワイトゴールドのものが多いです。実は以前、カラー診断を受けた際、私にはゴールドが似合うと言われました。でも、私の目指すスタイル(モノトーン、モダン、エスニックなどがキーワード)にはシルバーのほうが合っているし、最近グレーヘアにしてからは、断然シルバーが似合うようになったので、完全に無視しています(笑)。

さあ、自分にピッタリなリングに出会おう!

さあ、では自分にピッタリなリングを探す旅に出ましょう!!
これは急ぐ旅ではありません。いろんなものを見て、「これぞ!」とビビビッと来たものを選び取りましょう!

まずは断捨離から

と、その前に、まずはご自身の手元にあるリングを全部出してみましょう(リングを持っていない方は、この部分は省けますね!)。しばらく整理をしていなかった方は、それこそ高校生くらいのころからのリングがそのまま残っているかもしれませんね。露店で買ったシルバーのリングや、ボーイフレンドがくれたもの、お母さんのお下がり、などなど…
今はもう使わないけど思い出深いものや可愛いものは取っておいて、いつかお子さんや姪っ子などにあげてもいいですね(私も姪っ子にあげる候補のものがいくつかあります)。
今でも使えるけど、もう自分は絶対着けないリングは、例えば家族や友人で気に入ってくれる人にあげてもいい(私は双子の姉や母が気に入ってくれることが多いです)。
もう絶対いらないものは、シルバーやゴールド、プラチナであれば貴金属買取をしてもらえます。売ったお金を新しいリングを買う足しにするのもいいですね!なお、残念ながら石は(ダイヤモンドやサファイヤ以外)売り物にはならないようです。
ちなみにリングって面白くて、本当に好きなものは何年もしまい込んでいても、ふとまた新鮮になってカムバックすることもあるので、今はつけないけど好きなもの・思い入れのあるものは取っておくことをお勧めします。例えば好きなブランドのリングなど、今はもうないデザインのものなどは、手放してから後悔することもあります。

どんなリングが欲しいかな?

断捨離してさっぱりしたところで、改めてどんなリングが欲しいか考えてみましょう。ワクワクしますね!
お守り的なリングが欲しいですか?それともスタイルのスパイスになるような存在感のあるもの?「これが自分!」と言える定番?

デザイン


デザインは、用途によって大きく変わるかなと思います。お守りリング(これには例えば婚約指輪や結婚指輪も含まれます)は24時間つけっぱなしでもOKなこともポイントだと思うので、とにかく引っ掛からないこと、邪魔にならないこと、丈夫であることが大切。ダイヤのリングは、立爪のものは引っ掛かりやすいので要注意です(素敵ですし、憧れますけどね)。
家に帰って外すリングにしても、やっぱり引っ掛かったり邪魔になるものは使用頻度が低くなるので、そのあたりは試着などをして見極めるのが良いと思います。指のサイズは日や季節によっても変わるし、着け心地はとても大事なので、試着をすることを強くお勧めします。
次にボリューム感。馴染みの良い華奢なものが良いですか?それとも遠くからでも存在感のある大ぶりなもの?手の形や、どの指に着けるのか、全体的な雰囲気などによっても似合うものは違います。
どんなイメージになりたいか。まずはネットや雑誌などで情報収集して、イメージを膨らませましょう!私は雑誌もさることながら、ピンタレストでキーワード検索したり、好きなブランドのサイトを見たりします。

色味・素材


次に色味について。ゴールド系がいいか、シルバー系がいいかを決めます。
自分のスタイルにリンクするのはどちらの色でしょう?今はミックスしてもかっこいいので、「普段はシルバーだけど、今回はゴールド系を選んであえてミックスしよう」というのももちろんありです。簡単に分けると、クール・モードな感じにしたければシルバー、温かみのある華やかな感じが好きならゴールドといった印象でしょうか。でも、シルバーでもインディアンジュエリーなどは温かみを感じるし、ゴールドでもデザインによってはクールなものもあるので、一概には言えませんが…。ちなみに先ほど言った通り、私はカラー診断の結果は一切無視しているので 笑、自分が大好きであればパーソナルカラーにはあんまり縛られなくてもいいかな?と個人的には思います。ゴールド・シルバー両方!という場合は、コンビを選んでもいいですね。カルティエの3連リングなどはコンビなので何にでも合うのが魅力です。
色を決めたら素材選び。ゴールド系であればゴールド、真鍮、銅といったオプションがあります。シルバー系ならプラチナやホワイトゴールド、シルバー。
ゴールドにはピンクゴールドやイエローゴールドなどありますね。18金なのか、14金、10金なのかによっても色味は変わります。ゴールドは最近高騰しているので、14金、10金のものが増えていると聞きました。個人的には14金や10金の柔らかい色味のゴールドのほうが好みです。
ちなみに、真鍮については最近知ったのですが、こちらもかなりお手入れが楽な素材のようで、水洗いしてもOKだそうです。経年変化を楽しめる素材としては良いかなと思いますが、ゴールド系のお守りリングを探している場合は素材はゴールドのほうがいいと思います。
シルバー系でお守りリングを探す場合は、プラチナやホワイトゴールドがおすすめ。シルバーももちろんOKですが、ゆで卵を大量にむいたりすると黒ずむので要注意です 笑。
石がついているものを求める場合、お守りリングの場合はダイヤモンドのように強い石が良いと思います。真珠やターコイズなど、水に濡れるとNGな石もあるので、その辺りはお店でしっかり確認しましょう。

さて、どこで買いましょう?


さあ、大分理想のリングのイメージが固まってきました。今度は実際にどこで買うかについて考えていきましょう。
リングはクオリティの高いものを買うことをお勧めするので、良い品質のものが手に入るところに行きましょう。なぜクオリティにこだわるかというと、リングは手に着けるものなので、手を洗ったり、最近ではアルコール消毒をしたり、色々なことに耐えられる必要があるからです。そして年齢を重ねるにつれ、やはり良い素材を身に着けた方が圧倒的に素敵です。また、買う前からこのようなことをいうのも何ですが、もし飽きてしまった場合、ブランドのものや良い素材のものであれば売ることもできます。これは環境にも優しいことかなと思います。
良いクオリティのものが手に入る場所として、まず思い付くのはデパートですね。例えば、伊勢丹新宿店には素敵なジュエリーが一堂に会しています。デパートでは色々なブランドを一気に見ることができるので、まずは偵察に行って比較検討するのにおすすめです。また、ティファニーなど大きなブランドであれば、定番ものもありますし、アフターケアもきちんとしているので安心ですね。
人とは違った個性的なものが欲しいと思っている方にお勧めなのは、ジュエリーショップやギャラリー、セレクトショップにいくこと。そこでは国内外の作家さんのジュエリーと出会うことができます。
私は実家の近所にあるギャラリーや、アッシュペーフランスが大好きでよく覗きます。そういったところに行くと、店員さんや、時には作家さん本人から熱く作品について説明をしてもらえるのも醍醐味です(そういったことが苦手な方もいるかもしれませんが…)。ジュエリーが出来上がるまでのストーリーを聞くことで、より愛着が増します。また、もしリフォームしてもらいたい石などがある場合は、ジュエリーショップや作家さんに相談してみるのもおすすめです(リフォームは、デパートなどでもしてもらえますが、デザインは限られてしまうかなと思います)。
ちなみに、特にダイヤモンドのリングだったり、高価なものを買う場合は、品質が保証されていて、アフターケアが万全なところで買うのが安心なので、そのあたりのことも確認することをお勧めします。また、指は年月が経つとサイズが変わってくるので、サイズ直しができるデザインかということもポイントになります。
そして、できればエシカルな観点からも検討したいですね。例えばダイヤモンドや金属などの素材はどのようなルートから入ってきているのかや、そのジュエリーがどのようなプロセスで作られているのかなど。気になったらどんどん店員さんに質問しましょう。

リングが手に入ったら

そうして自分にピッタリなリングが手に入ったら、毎日じゃんじゃん着けましょう!!考えてみると私の周りには、結婚指輪以外あまりリングを着けている人がいないのですが、着けていると自分も楽しいですし、もしかしたら周りの方の目も楽しませているかもしれません(私は素敵なリングをしている人を見ると、その人のことをもっと知りたくなります)。
毎日朝起きるのが辛くても、「あ、今日はあの洋服にあのリングを合わせよう」と思うと、ちょっと楽しくなって、エネルギーが沸いてきます。私にとってリングは、大切な心の栄養剤なのかもしれません。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?