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「私がここに来るまで」 1年 倉地克

「大学行くのめんどくさい・・・」


大学生になったばかりの私はそんなことを呟いた。

窓からやわらかな陽射しが差し込むベッドの中で、私はスマートフォンをいじっていた。


大学生になると無条件に、新生活に対する不安や期待を抱くものだと思っていたが、どうやらそうでもないらしい。


新生活に対する不安や期待に胸をふくらませている学生は、私が思っているよりも少ないのかもしれない。そんなことを考えながらSNS で部活やサークルを調べている私の目に、一枚の写真が入り込んできた。

ラグビーの写真だった。


「・・・すごい」


思わずそうつぶやいていた。


それからはどこに眠っていたのか、私の行動力が目を覚まし、すぐにSNS で連絡を取った。

私のような無気力な人のためなのかはわからないが、Zoomでオンライン説明会をしているらしい。 素晴らしい部活だ。

それからオンライン説明会に参加したのだが、正直内容は覚えていない。とりあえず入ってみるか、そんな軽い気持ちで入部してみた。


 心地よい風が桜の香りを運んでくる4月上旬の、とある月曜日。講義を終えた私は、入部して初めて部室へ向かっていた。

なんやこの階段は、エスカレーターないのかよ!と思い始めたころ、部室がある建物にたどり着いた。古いのか新しいのか、わからないような建物だ。

部室のドアの前に着くと、中から賑やかな声が聞こえてきた。   


―――楽しそうな部活だな


少しの不安と大きなワクワク感を覚えながら、私はドアを開けた。



ここまで読んでいただきありがとうございます、京都文化の倉地です。

特に書くことが思いつかなかったので、僕が入部するまでを小説っぽく書いてみました。

このような文章を書くのは初めてだったので、おかしいところも沢山あるとは思いますが、大目にみていただければ幸いです。

これからアスレチックの一員として、体育会を盛り上げていきますのでどうぞよろしくお願いします。

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