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厳かな京都の名所、伏見桃山の明治天皇陵と大階段!

この記事は2019年11月の旅行記です。

2019年、秋の京都に滞在する機会がありました。

平日でしかも紅葉シーズンの京都をゆっくり歩くのは滅多にないチャンスなので、少しでも名所を訪れたいとあれこれチェックしていたとき見つけたのが、ここ!

京都の大階段といえば京都駅が真っ先に浮かびますが、こちらは明治天皇陵として知られる「伏見桃山陵」。
フォトグラファーのHisaさんによるこの写真は、公開当初から大きな話題になりました。

行ってみたい!

伏見桃山駅から明治天皇陵へ

京都市街地から京阪本線で伏見桃山駅を降り、徒歩で明治天皇陵へと向かいます。

一般道を直進して伏見桃山陵の敷地に入ると、そこは街の喧噪も届かない、木々と静寂に包まれた道。

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参道は砂利道になっています。整備されていますが未舗装なので、履き慣れて歩きやすい靴がオススメです。

途中、桓武天皇御陵へ向かう参道の道標がありました。

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石畳の先も興味をそそられつつ、今回は寄り道せずに目的地へ向かいます。

時おり散歩の人たちとすれ違いました。近くにこんな環境があれば身も心もリフレッシュしますよね。

林を抜けて、開けた場所は管理事務所前。

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御陵までもうすぐです。

そして、明治天皇陵に到着しました。

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鳥居のはるか奥に、円形の墳丘が見えます。
立ち止まって手を合わせてお辞儀する参拝者の姿も見かけました。

そして、御陵を背にして振り返ると、そこには伏見桃山から南方面の景色が広がっていました。

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あっ、大階段の上なのね!

下から眺めるつもりだった大階段の、上にアプローチするルートで来てしまいました。
大階段を登る気満々だったのに、残念だなぁ。

明治天皇陵から昭憲皇太后陵へ

明治天皇陵前の広場を見渡すと、昭憲皇太后陵へ向かう案内看板を見つけたので、そちらに進みます。

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整備された緩やかな下り坂が続きます。

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(けっこう下る。。)

そして、昭憲皇太后の伏見桃山東陵に到着。

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同じ敷地内に並んで埋葬されているんですね。
明治天皇陵に比べて小ぶりながら、鳥居の奥には円形の墳丘が見えます。

昭憲皇太后陵の先に続く歩道を進みます。
ほぼ一本道なので迷うことはありません。

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宮内庁の看板。

その先、大階段

午前中なので日影が多め。林に囲まれた静かで涼しい道が続きます。

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そして、再び宮内庁の看板。

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右側に見える白い案内版の、右方向の昭憲皇太后陵からやってきました。
左方向には明治天皇陵があります。

ゆるやかな下り道を、ぐるっと大きく回ってきた感じです。

つまり。

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ハイきた!大階段!!

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冒頭のHisaさんの写真のような真っ赤な紅葉ではないですが、秋の色味がついた大階段です。人も少なくて、良い時に来ることができました。

もちろん張り切って行きますよ!

ところで、私にはちょっとした階段一気上りハックがあります。

「今から登るぞ」と意気込むのではなく、ずっとゆるやかな下り坂を快調に歩いてきた、その調子のままリズムを崩さず、その延長であるかのようにあえて無心で登っていくのです。

身体が疲労と負荷に気付いて「あれっ、いまなんか超大変な運動してなくね?」って反応しても軽くスルーして、本当に足が上がらなくなるまで一気に進みます!

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次の一歩、無理!って思ったら立ち止まります。(ぜーはー)

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振り返ると、かなり登っているのが分かります。無心で一気に来ているので、精神的な苦行がかなり軽減されます。

その代わり、この後ドッと跳ね返ってくるので、ゴールが見えている場所でしかも階段のように規則的な登りの場合に有効です。登山の中盤とかで使うと後が続かなくなります。

(怪我や心疾患など体調に不安がある方はマネしないでくださいね!)

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明治天皇陵前の広場に(ぜぃぜぃ)戻りました。(ぜぃ、はぁ)

ここは豊臣秀吉が築城した伏見城があった場所でもあるので、歴史の空気も感じながら、ゆったりと体を伸ばして深呼吸しました。

駅の方面に戻ります。

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歴史の遺産がこうして保存されて触れることができるのは平和な時代だからこそだと思います。

次の目的地があるため、到着した伏見桃山駅ではなく、JR桃山駅から乗車。

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ルート振り返り

伏見桃山駅

明治天皇陵

昭憲皇太后陵

大階段

明治天皇陵

JR桃山駅

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京都市街地から少し離れたところにある伏見桃山の地域一帯は、整備されて空気も良く、居心地の良い場所でした。派手さの目立つ観光スポットではない分、人混みの心配が少なくゆったりできます。

京都巡りの一つとして、ぜひ訪れてみてください。

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このあと、伏見稲荷大社へ向かいました。

良かったらご覧ください。

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