大学受験

昨日で大学受験が終わった。受験生の皆さん本当にお疲れ様でした。構内に入るためだけに学生証を求められたり、昼休みは安田講堂前が受験生で溢れていたりと独特の雰囲気を感じることはできた。

私は浪人を経験しているので2回大学受験をしている。現役と浪人で何が決定的に違ったかというと、合格するイメージが細部までできていて自分の力を出しきりさえすれば大丈夫というメンタルに持って行けていた、というところに尽きると思う。

現役の時は正直、合格するイメージが皆無だった。受けてきた模試は全てE判定で苦手な数学に関してはいつも1桁得点だった。(120点満点)。成功体験がないので”合格するイメージ”がそもそもどういうものかわからず、なあなあな感じで試験を終え、間違いなく落ちたことを確信した。 なんとなく合格発表を迎え予想通りの不合格を確認した。

しかし転機は皮肉なところで訪れた。合格発表翌日、東大は不合格者に得点開示が行われるのだ。厳しすぎる現実を突き付けられるのを覚悟して自分しかいない家で得点を確認した。最初は目を疑ったのだが、合格ラインまであと1点だったのだ。

あと少し及ばなくて悔しい、という気持ちよりも、自分にもやればできるという自信を得た。これは合格不合格という結果に左右されるものではなかった。これまで積み上げてきた自分なりの考えやプロセス、すなわち大げさに言ってしまえば自分自身の生き様が肯定された瞬間だった。

自信を得てからは、自分の心を自分でコントロールする余裕ができた。初見ではわからない問題だと思っても、落ち着いて考えさえすれば解けるだろう、それでも解けなかったら多くの人が解けない問題だから飛ばしても別に問題ないだろう、という感じだ。このメンタルは自信に裏打ちされて初めて得ることができる。

どの科目でどのくらいの得点を取って、難しい問題にぶち当たっても前述したような精神状態で向き合って、というイメージが確立されてからは落ちる気がしなくなった。力があるのだから自分の力を出し切りさえすればいいと思うと気も楽になる。浪人時代の模試はほぼ全てA判定で、本番もイメージ通り淡々と試験に向き合い、落ちるはずはないという気持ちで終えることができた。

自分の力を出し切れば大丈夫、と心から思えるまで自信を積み上げていくイメージトレーニングは陸上でも大いに役立っているが、これは浪人時代に受験から学んだものだ。真剣に大学受験に向き合ったことで、何にも応用が利く考え方を得られたのは本当に良かった。

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近藤秀一

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