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Film Photo Gallery #3 - 海を臨む

● Statement

鳥取砂丘は日本海に面し、その豊かな土地柄から砂丘付近には賀露港や網代港などの漁港が点在している。(とはいえ砂丘の広大さゆえそれぞれがかなりの距離を隔てている)

使うフィルムや撮影の時間帯、露出のわずかな違いで、瞬く間に異なる姿を呈する海、そしてその恩恵を受ける漁港や砂丘。SDGsが叫ばれる昨今、「自然と共に生きる」ことを目指す以前に、その自然ありのままの姿にまずは目を向けてもいいのではないだろうか。
そんなことを思いながら、今回は、鳥取砂丘と3つの漁港から臨む大海 日本海を捉えた写真を見ていただきたいと思う。

以下では 機体 NIKON F501 / NIKKOR F3.5 35-105mm を、フィルムはKodak UltraMax400 と Kodak ColorPlus200 を使用した。

● Photos

帰依者
鳥取砂丘中腹
胎盤
田後港
胸像
城原海岸
釣り人
田後港付近 防波堤
お社
賀露 鳥取埠頭近辺
夢枕
鳥取砂丘 最西部 松林前
憩い
網代港 浜
苔のむすまで
賀露 河口部
戦況
鳥取砂丘 賀露港を臨む
無知
鳥取砂丘 中腹部

● Review

鳥取にいると、必ずと言っていいほど海に接する機会に恵まれる。
砂丘からさほど遠くもない距離に住まいがあるというのもそうだし、何より、子供の頃からずっとずっと親しんできた場所であるから。

たとえそれを臨む場所が異なろうとも、目に写る海原からは親しみを感じる。ユーラシア大陸から勢いよく流れ込む強烈な雪雨の寒気、流れの読めない離岸流など恐ろしさを感じさせるものは多々あるが、そういった要素を含んでこそ自然ありのままの姿だといえよう。
だがその自然を、勝手に破壊し、勝手に搾取し、勝手に敬い、勝手に忘れ去り、勝手に作り替えるのが私たちであるというのも、避けられない私たちの行いだともいえる。


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