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ロードバイク徒然 自転車競技 出てみて良かった事

なんでレースに出たいと思ったのだろう?

かつて学校行事としてのレース(競技?)は出た事は有りましたが、まぁ僕には無縁な世界でした。コンクールもほぼ無縁。せいぜい、オートバイのレースが好きだったので、それをテレビ観戦してた程度。まさか50過ぎてレース、しかも自転車のレースに参加(僕の場合、この表現が正しいと思う)するとは思ってもみませんでした。

それなのに6月に富士ヒルクライム、10月に稲城クロス、11月に鈴鹿8時間エンデューロ、と走らせて頂く機会を得ました。

それぞれ"参加"動機(目標)は全く違います。
富士ヒルクライムは自分の走力を確認するため、稲城クロスはワイワイガヤガヤの中で走ってみたかった、鈴鹿エンデューロは仲間との挑戦を楽しむ、とまぁこんな感じです。
いずれも、数字としての目標は設定はしましたが、オマケみたいなもので、1時間半切れるかな、とかラップされるなら安全に、とか一周でも10分切って走れるかな、とか、そんな感じでした。

元々、競技志向ではなく、あくまで楽にライドを楽しめるか、が大事な私の自転車生活ですが、それでもレースに出た事で、多くのものを得る事が出来ました。

そもそも"レース"なので"参加"した結果として得た具体的なものは、数字、なのですが、ここでは、自転車競技初心者が獲得したテクニックについて、ご紹介します。

来年は20回目の大会だそうです

富士ヒルクライム
多くの方がご存知の、国内随一のヒルクライムの大会ですが、24kmを約1.5〜2時間程度(走力によります、、、😅)で走る事になります。
普段、何時間も乗ってるし大丈夫だよな、と軽く考えていましたが、本番1ヶ月前に試走してみて、その間休憩無しの乗りっぱなし(当たり前だ!)が、想定以上に大変な事に気付いた訳です。
試走では、ほぼSTIポジションだったのですが、途中で握力が落ちたり、足裏が痺れる等の影響が出てレースで使えるポジショニングを増やす必要性を感じたため、慌てて練習する事になりました。

上ハンドル、下ハンドル、サドルの座り方、色々と使える様に練習しました。そのお陰で、富士ヒルも無事目標達成、今日のライドも格段に楽になりました。

もう一つ、これは片手ブレーキでの減速です。
レース後、ボランティアで下山の先導役をやらせて頂いたのですが、下りながらのハンドサインが必要です。日頃、片手ブレーキの練習をしておいて正解でした。これも日々のライドに役立ってます。

下山パトロールの方に配られたヘルメットカバー
本当に楽しいレースでした。

稲城クロス
東京都稲城市で行われるシクロクロスの大会なのですが、バランス感覚と荷重移動のテクニックを鍛えるには最適でした。元々、バイクコントロールは気にするほど苦にはしていなかったのですが、それでも気付きはいっぱいあり、良い練習になったと思います。
因みに、レースでは使いませんでしたが、バニーホップは、だいぶ向上しました😁

余談ですが、シクロクロスを始めるにあたり新車を買う費用が無かったので、中古パーツを中心に少しずつパーツを集め、初めて自分でバイクを組んでみました。そのお陰で、バイク整備の知識は、格段に向上しました。

チームで走るの、なかなか楽しいものです

鈴鹿8時間エンデューロ
今回は4人チームで、8時間エンデューロに参加しましたが、最も多く得られたのは、集団走行の経験でした。普段、圧倒的にソロライドが多いので、集団で走行する経験を積む、良い機会になりました。
一般公道ですと何が起こるか分からないので、車間を狭めるのはとても怖いのですが、サーキットですと、そのリスクも大きく下がりますので、安心して挑戦出来ました。
今では、少しですが、そのコツを掴む事が出来ました。

こんな感じで、単にレースに出て数字を残しただけでなく、副産物的に得たテクニックや経験が日頃のライドを大いに楽にさせてくれました。

来年は富士ヒルクライムと稲城クロスには継続参加のつもりです。シルバー取りたい、とか昇格したい、とかではなく(副次的に獲れたら良いけど、たぶん無い)、それぞれ、自身の目標に向けて取り組んでみたいと思います。

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