誕生日プレゼントは、いらない

誕生日の二日後にきた、「おめでとうございます」。

一番遅いお祝いは、一番私の心を跳ねさせた。きみのことばは、どうしていつも私を突き動かすのだろう。どうしていつも、嬉しいのだろう。

きみのことばひとつひとつが、私にとって宝物だから。

「あなたの書く文章が好きです。ほっとする。」

そう言ってくれた日から、きみに読んで欲しくて書いた文章ばっかりなんだよ。きみだけに読んで欲しくて、書いたんだよ。

きみが読んでくれたらいいなって、そう思っていつも書いているんだよ。

誕生日プレゼントは、いらない。きみの「おめでとう」が、一番のプレゼントだった。

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