お酒を飲むと『血圧が下がる』は本当か?
おはようございます。
体質改善の専門家 たかだ です。
整体の院長したり、YouTubeで健康情報を届けたり
24時間いつでも通えるオンラインの整体院を運営したりしています。
さて、今日は、お酒を飲むと『血圧が下がる』は本当か?
こんなテーマでお話しをしてきます。
今日の話の結論ですが、確かにお酒で血圧は下がります。
ただし、長期的に飲み続けると血圧が上昇。
心筋梗塞や脳梗塞の原因になってしまいます。
その理由やメカニズムについて、わかりやすくお話していきます。
ぜひ最後まで、お付き合いいただけたらうれしいです。
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このnoteは、ラジオ番組『ウチカラ整体院』のテキスト版です。
文字で楽しむのはもちろん、下記リンクより音声視聴もOK。
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お酒の効果は、一次的
アルコールは、アルコール分解酵素によって、アセトアルデヒドに分解されます。
アセトアルデヒドが、血管中に増加すると血管を広げるために、アルコールを飲んだ後は血圧が下がります。
しかし、これはあくまでも一時的なもの。
大量のアルコールを長期にわたり飲み続けると、血圧は平均5~10程度上昇すると言われています。
塩分の多いおつまみと一緒に飲むと、さらに血圧が上昇してしまいます。
要するに、長期的に見ると、飲酒は決して血圧を下げることにはならないのです。
高血圧の状態が長く続くと、血管が常に刺激されていることになり、動脈がもろくなります。
また、心臓は強い圧力で血液を送り出さなければならないので、血管に負担がかかります。
そして、やがて重篤な心筋梗塞や脳梗塞などを引き起こします。
血栓を溶かす本格焼酎と泡盛
お酒好きには、耳が痛い話ばかりですが。。。
『何か、飲酒が健康に良いことはないのか?』と思っていたら、とても嬉しい情報が🎵
それは、本格焼酎や泡盛には『血栓を溶解する酵素を活性化する』効果があるというもの。
血栓とは。血管の内部にできる血の塊のこと。
加齢や不摂生な食生活によって、ドロドロになった血液中の血小板が固まってできるもので、血液の流れを滞らせて、やがて動脈硬化や心筋梗塞など死に至る重篤な疾患を引き起こ 厄介なものなのです。
血管と血液が正常な状態であれば、血栓ができることはまずありません。
なぜなら(ここから難しく、ややこしい説明になってしまいます)
血栓を溶かす酵素であるt-PAやウロキナーゼが活躍してくれるから。
これらの酵素は、血漿(けっしょう)中に含まれる酵素、プラスミノーゲンに働きかけ、タンパク質を分解する作用のある活性型の『プラスミン』を生成します。
このプラスミンによって、血栓を肥大化させるフィブリンというタンパク質を分解し、血栓を溶解するのです。
倉敷芸術科学大学の実験によると、本格焼酎と泡盛にはt-PAやウロキナーゼの分泌や活性を促す効果があることがわかっています。
お酒を飲まない人と、本格焼酎や泡盛を飲んだ人で比べると、その差は2倍近くにもなるのです。
ここでいう本格焼酎とは、甲類や甲乙混和焼酎ではなく、乙類と言われる『単式蒸留器』で蒸留した、昔ながらの本格焼酎のこと。
その中でも、特に芋焼酎と泡盛がt-PAやウロキナーゼの活性を高めることがわかっています。
ただし、いくら飲んでも良いわけではなく、適量は純アルコールで20g。
本格焼酎(25度)なら、わずか100mlと酒豪には厳しい数字です。
一方、血栓溶解の効果は得たいけど、本格焼酎飲めないという人には、朗報も。
なんと、本格焼酎と泡盛は香りを嗅ぐだけでもt-PAやウロキナーゼの活性を上げるというのです。
さらに本格焼酎は、善玉コレステロールを増やし、心筋梗塞や脳梗塞のリスクを下げるといううれしい効果も。
加えて、本格焼酎は蒸留酒なので糖質もゼロ。
健康を気にするお酒好きには、強い見方なのです。
ところで、健康に飲むためにはお酒のつまみも厳選したいところです。
おすすめは、納豆。
納豆のネバネバ成分には、タンパク質分解酵素の納豆キナーゼが含まれていて、本格焼酎の血栓溶解作用との相乗効果が期待できます。
薬味にネギを使えば、ネギの血小板の凝集を阻害する効果も加わり、さらにおすすめですよ。
ということで、今日の話はここまでになります。
この放送をお聴きのみなさまが、1人かかさず
健康で健やかな生活を送れることを祈っています。
体質改善の専門家 たかだ でした。
それでは次回の放送で、またお会いしましょう。
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