※新しいゲームソフトのアイディアをnoteで書き出してみよう、という試みです。頭の中で遊び方を設計してゲームデザイン力を磨きつつ、それを分かりやすく人に伝える練習をしていきます。

ジャンルはパズル・シミュレーション。人が集まるイベント会場などで多数の来訪者を誘導し、混雑やトラブルが起きないよう整理するゲーム。
　プレイヤーは会場の要件を満たすため、限られたスペースにテーブルや椅子、仕切りや人員などを配置していく。

例えば「ワクチンの集団接種会場」を設営するとして、用意すべき手続きは...
入口から受付へ
↓
医者の問診を受ける
↓
ワクチンを接種
↓
待機スペースでしばらく待ってから出口へ

...といった具合に、来訪者は一定の順路を回る必要がある。開場からしばらくの間、滞りなく人が巡ればクリア。
　人が一箇所に集まりすぎて詰まるとアウト。こうならないよう列のスペースを適切に用意し、十分な人員を配置する必要がある。

会場の大きさや形状、入口・出口の位置はステージごとに変化。使える予算に上限があったり設備の総数に偏りがあったり、それぞれのステージの条件を満たしながら最適な配置を練っていくゲーム。
　ワクチン接種の他にも、人がたくさん集まる空間ならこのゲームのテーマにできるはず。例えばゲームショーのブースで試遊スペースを作るなど、様々なイベントの管理を疑似体験できる。

来訪者一人一人が思考を持って動くため、群集を俯瞰するシミュレーターとしても楽しめる。複雑な模様を描く人の波を上から見ているだけでも面白いし、時にはわざと混乱を起こしてみるのも一興。
　実際のイベントなどでも、大量の来客を効率よく捌くには事前の準備が欠かせないはず。これをゲームに落とし込み、パズルのように頭を悩ませながら配置を考える遊びに。