皆様、いつも大変お世話になっております。
明日でとらや菓子店は創業75年を迎えます。
1949年4月20日創業して75年がたったみたいです。
大前提として、もっと古くからある会社も沢山ありますし、ベンチャーだけど努力して頑張っている会社も沢山あります。長いから偉いわけでもなく、短いから未熟というわけでもない。
この節目に言葉として残しておきたいのは、ただひたすらに【感謝】です。
75年という長い年月を繋いで来てくれた【お客様】【取引先の皆様】【従業員の皆様】そして今一緒に次に繋いでいる【とらや菓子店の皆様】に心から感謝申し上げます。繋いできてくれた、このバトンに大きな大きな価値があり、自分達は今握っているバトンを、より後世に残していきたくなるバトンにしていきます。
本当にいつもありがとうございます。

とらや菓子店は2021年に【旅の途中】と名を打ってテイクアウト部門をスタートしました。
「旅の途中に寄ってもらいたい」という想いと「とらや菓子店はまだ旅の途中で、常に目的地を目指し、前を向いて歩き続けたい」という想いを込めました。ですが、その時点である程度の方向は決めていたものの明確に目的地の旗は立てておりませんでした。
目的地の旗があるとないのとでは本当に大きな差があり、旗がないと自分も含めスタッフみんなが自分たちはどこに向かってどのように頑張れば良いかわからない状態です。
なのでまずは明確に目的地となる旗を立てようとスタッフみんなで会議を重ね本日に至るまで議論を重ねてきました。
ビジョンやミッションというよくわからない言葉から始まって、私の個人的な理想の話を聞いてくれて、一緒により良い目的地になるように議論してくれたスタッフの皆様本当にありがとうございました。この場を借りて御礼申し上げます。
またビジョンやミッションを定義する事の大切を学ばせて頂いたNPO法人aisaにも心から感謝申し上げます。

当たり前ですがビジョンやミッションは定義して終わりではなく、そこに向けて日々試行錯誤し模索し続ける努力が必要です。
なので定義しただけで、まだ何も達成していません。明確に前進はしておりますが、目的地は果てしないほど先です。もしかしたら自分が生きているうちには辿り着けないかもしれない。ただそれは大前提として覚悟しており、このビジョンを達成したいという意志が残せれば本望でもあります。人はいつか死ぬが会社や文化は残せる。
また、今より前進することで見えてくる景色や新しい気づきもあると思っていて、ビジョンやミッションが変わる可能性もありますし、より良いビジョンやより良いミッションを定義する事も大事な事だと思っています。

共感し共にビジョンに向けて歩んでくれる方や一緒に何かできそうな方がいらっしゃれば、いつでもお話ししたいなと思っております。

また、いずれ中核を担うお菓子の作り手をこれから優先的に探したいと思っております。志高く、自分だけではなく他者や地域や業界のために頑張れる仲間を。興味がある方は、ぜひお話ししましょう。

引き続き1日でも早いビジョンの実現に向けて努めて参ります。

今後とも末長く、よろしくお願い申し上げます。

とらや菓子店