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noteとの付き合い方を変えてみたら、どうなったのか。

はじめはブログの延長として書き始めたnoteですが、今は自分にとって少し違うものになり始めています。スローペースながら、伝えたいこと×好きなことを軸に自然と発信できる場になったのが大きいですね。

使いやすいエディタと緩やかで穏やかなコミュニティに支えられて今も書いているわけですが、今年の9月ごろに分岐点がありました。

ひとつはメンバーシップへの参加。
もう一つは共同運営マガジンへの参加です。

noteに慣れている方であれば「なんだそんなことか」と思われるかもしれませんが、自他ともに認める内向人間にとっては清水の舞台から飛び降りるか如くのアクションでした。実名でやってますし。

結果として本当に良かったと思います。
ということで、本日はnoteのメンバーシップのお話です。


「動いてみる」の先のメンバーシップ

まずは個人的なお話からです。

私は独立を目指し、2023年の8月から個人事業の立ち上げはじめました。しかし、長きにわたり会社生活を送ってきた人間にとって、ゼロから何かを立ち上げるというのは何かと難しいものです。

忙しすぎて困るとか、分かんないことが多いとか、アドレナリンがドバドバできついとかそういうのではなく、目の前に広がった白くて大きな模造紙を前にして手が止まるような感覚でした。

こりゃいかんと思い、とにかく動いてみることにしました。noteの再開はそのアクションのひとつでした。その勢いで2つのメンバーシップに参加したのが9月ごろでした。その概要は以下の通りです。

note大学|ひな姫

はじめに加入させていただいたのは、ひな姫さんが運営するnote大学です。フォローいただいたことをきっかけにするっと入らせていただきました。

そもそもメンバーシップとは何かすらよくわかっていなかった時期だったので、興味本位からというのが正直なところでした。読みたい記事があったというのも大きかったです。

noteコミュニティの多様性と伝わる文章の書き方を学ばせていただいていて、とても感謝しています。

【公式】クロサキナオ note

そしてふたつ目がクロサキナオさんの【公式】クロサキナオ note。ナオさんの記事のファンになっていたので、メンバーシップの通知が来た時に即座に入会しました。

メンバーシップの立ち上がりってどうなのだろう? という好奇心と、ナオさんなら面白くてためになる記事を投稿してくださるに違いない、という思いで入会しました。それは間違いではありませんでした。

10月から共同運営マガジンにも参加させていただき、そのよさを実感しています。

その一方で、新しい場所に初めにダイブするというのは、自分にとってはオンラインの上でも難易度が高いことでした。その意味で、ひな姫さんのnote大学でnoteのルールブックと武器を手にしていたことも大きかったです。

メンバーシップに入ってどうなったのか

では、メンバーシップに入った効果は?ということですが、短くまとめると以下のようになります。

  1. 継続的な投稿を持続することができ、ビューやフォロワーが増えた。

  2. noteを通してゆるやかに社会と接点を持つことができた。

  3. 個人事業のホームページを情報発信型に変えることができた。

ということで、順に書いていきたいと思います。


効果1:  継続的な投稿を持続することができ、ビューやフォロワーが増えた。

まずは数字的な話から。

メンバーシップに加入すると繋がりをもつ人が増えるので、必然的にビュー、スキ、フォロワーが増えていきます。これは入ってみないと分からないことでした。

実際の数字を見てみましょう。以下のグラフは、私のnoteの月間でのビュー数の経過を示したものです。こちらをご覧いただくとメンバーシップの効果がよくわかるかと思います。フォロワー数も200~300増えました。

note月間ビューの推移

週間でみていくともう少し傾向が見えてきます。
まずは以下のグラフをご覧ください。

note週間ビュー・スキの推移

ひな姫さんのnote大学でライティングを学んで上昇気流を掴み、クロサキナオさんの【公式】クロサキナオ noteでビュー数のベースラインが一気に上がりました。その後、共同運営マガジンに参加して投稿数が安定するとともに、スキ数が増えてきた感じです。

このような形でコミュニティの力を実感したわけですが、それはnoteの穏やかな文化があってこそだと思います。そうした文化に支えられて自然な形で活動を継続できていることが、数字にも表れているのでしょう。


効果2: noteを通してゆるやかに社会と接点を持つことができた。

副二次な効果として、社会とゆるやかな接点を持つことができるようになったように感じています。これはnoteと一般的なブログの違いかもしれません。個人で活動をしている身としては本当にありがたいと思っています。

その背景には、メンバーシップのように能動的に動けるような仕組みがありつつ、他のSNSに比べて穏やかな文化があることが大きいと思います。

この話は過去の記事でもこのように書いています。

こうして「好き」を軸にして何とかnoteに復帰することができたわけですが、自分自身にとっても大きな効用がありました。

それは、ゆるやかに社会と接点を持てるということです。自分の考えやアイデアを主題にしながら。これは「好き」と「伝えたい」の両面があってこそ成り立つものだと考えています。

自分しか見ない紙のノートに書くのと違ってnoteはインターネットで不特定多数の方に見られる可能性があります。しかし、所かまわずブロードキャストするようなものでもない。その巧妙なポジションが書き手を解放してくれるのではないかと思います。その結果として、ゆるやかに社会と接点を持つことにつながるのでしょう。

noteを書いて得られたもの。| 武田邦敬 Kunihiro TAKEDA

そして、社会との緩やかな接点に支えられたことが、第3の効果を引き出すことになりました。


効果3: 個人事業のホームページを情報発信型に変えることができた。

個人的な話で恐縮ですが、3点目は事業の立ち上げについてです。

私はピープルアナリティクスなどのデータ活用支援と、中小企業向けITコーディネータ支援を軸にコンサル業を立ち上げているところです。ありがたいことに、すでにいくつかのプロジェクトで支援させていただいています。

その一方で、独立して個人で動くとなると「自分が何者であるか」という問いと向き合わざるを得ません。なので、未来のクライアントに向けて、自分が貢献できることを具体的に発信していくことが重要だと考えています。

ところが、いざ書こうとしてもなかなか書けないもので、上手く発信できないまま2か月近くを消費してしまいました。LinkedInの投稿やnoteならスルッと投稿できるのに、なぜか事務所のホームページには書けなかったのです。

まったく外した内容だったらどうしようとか、一度書いた内容に縛られたらどうしようとかいろいろと考えすぎていたのでしょう。

このように悶々としていたのですが、noteのメンバーシップ活動や共同運用マガジンでの活動を通じて、以下のようなことを感じました。

  • 世の中には想像以上にいろいろな仕事をしている人たちがいる。

  • ゼロから立ち上げるのだから試行錯誤すればいい。

  • 自分が書くことに興味をもってくれた人もいる。

こうした気づきに支えられて、ホームページを思い切って刷新。そして、勇気をもって自分のノウハウをどんどん出していくように転換することができました。一度書き始めると、書きたくなることが次々出てくるのが不思議なところです。

自分が過去に経験したことは誰かの役に立つかもしれませんし、まわりまわって縁がつながるかもしれません。いずれにせよ、ただ黙って考えていても何も変わらないのです。

noteと同様に情報を書くだけなら大きな投資は必要ありません。
また、書くことでアイデアが出ることは確かです。

その意味で、メンバーシップや共同運営マガジンの効果は大きかったと思います。運営者のお二人には改めて感謝申し上げます。

まとめ

この記事では、noteのメンバーシップや共同運営マガジンに参加することについて、実体験ベースでお伝えしました。どちらもやってみないと分からないという面が大きいので、ぜひ試していただければと思います。

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