音もなく、泣く。
「期待しないでください。」
「そんなに強い人間じゃないんです。」
心の声は、届かない。
「大丈夫」
「まだ行ける」
偽りの声だけが、届く。
「助けて」
その一言が言える、強い人間になりたい。
「どうしたの?」
気づける人間でありたい。
人間という生き物は優しさは曲がった感情になる。ただ真っ直ぐなあなたの視線が私を苦しめる。その純粋さも、不器用さも、羨ましい。僕が羨む君は、僕を羨むだろう。
現実がそんなに優しいわけがない。理由のわからない涙を流し、一歩ずつ強さに近づく。
どうか明日こそ、いい日でありますように。
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