奨学金について

今日は妊娠日記から、やや横道に逸れますが、奨学金について書いていこうと思います。
私は学部4年、修士2年、博士4年のトータル10年間、大学生生活をさせていただいていました(国立大学)。
ちなみにですが、留年はしておらず、学業・研究に励んでおりました。
以下の通り、日本学生支援機構からお金を借りました(いずれも無利子)。
学部:216万円
修士:211.2万円
博士:96万円
合計:523.2万円

私の家庭は父親が原因で裕福ではありませんでしたが、いずれも無利子で借りることができた点には感謝しております。

幸運にも、修士と博士で借りた分は奨学金の返済が半額免除(計153.6万円)となりました。そのおかげで、社会人になった時点では借金は369.6万円でした(半額免除になったとき、母と二人でとすごく喜んだことを今でも覚えています)。

ただ、社会に出る時点ですでに400万円近くの借金を抱えている身であることを自覚していたため、お金の心配は尽きませんでした。
社会人になってから、毎月約33,500円返済しています。現在、4年4ヶ月分を返済しまして、トータルで約174万円返すことができました(残り約196万円)。まだ折り返し地点にも到着していませんが、ふと立ち止まって返済した金額を見るとやはり嬉しいです。
一方で、このお金を貯金できていたら。。。心にもっと余裕があっただろうな〜と思うこともあります。
学生時代は、奨学金を借りなくで済む友達を羨ましく思うこともよくありましたが、今では、毎月この金額をきちんと返済できる経済力を持った自分を誇らしく思うようにもなりました。そして現在勤めている会社には感謝しかありません。

今年9月で博士分が完済するため、今年10月からは、約25500円/月が引き落とされるようになります。
赤ちゃんが産まれた後、少しでも返済額が減るのはとても喜ばしいことです。

日本学生支援機構の奨学金はあくまで借金であること、ここには注意いただきたいです。名前は「奨学金」だけど、実際は「借金」。もしこの記事を読む学生さんがいたら騙されないでほしいと思います!
私がこの事実をしっかりと意識したのは、修士学生になってからでした。
そこからは情報を集めに集めました。
・どうすれば今のうちから借金が減らせるか?
・その他、給付型の奨学金はないか?など。
(同じラボの中国人留学生が日本からお金を給付されて豊かな留学生活を送っていたことも、給付型奨学金獲得に向けてモチベーションをあげるきっかけの1つでした)。

学業・研究(もちろんアルバイト)をしつつ、財団、国、県、大学など、お金をいただける(給付型の)ありとあらゆる制度に応募、申請する日々が続きました。

幸いにも①某財団から学費や毎月のお小遣いを給付いただき、②給与・研究費用を出していただける制度(通称、学振)に合格、③国や県、大学からのサポートで海外留学・研修等で多くの学びの機会をいただきました。
この場をお借りしまして、皆様本当にありがとうございました。

また旦那さんが奨学金返済を抱えていない人であった点、本当にありがたかったです。
私も近いうちに親になるので、将来子供には奨学金を借りさせたくないと今は思っています。
ただ、もし我が子が親におんぶにだっこのような性格(自立心がないよう)であれば、愛のムチとして借りさせるかもしれません。。。
余談ですが、私がお世話になったラボの教授は息子の性格を見て、博士進学後からはわざわざ息子に奨学金を借りさせていたことも思い出しました。

こんな感じで今日は奨学金について書いてみました。日本は海外に比べて、給付型の奨学金が少ないですが、ないわけではありません!
安易な気持ちで貸与型の奨学金を借りない方がいいよという思いをこめて、この記事を投稿しました。どなたかの参考になれば幸いです☆


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