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SHElikes・9期クリエイターズコミュニティの旗を振り終えて

女性向けキャリアスクール・SHElikesのコミュニティでは、関心のあるトピックやコース別に、受講生が定期的にイベントを開催している。コミュニティは球体型で、参加するもしないも自由、好きなところに集まる形式だ。

私は2023年8月1日から11月30日まで、クリエイターズコミュニティの運営をしていた。コミュニティ運営を通して、やりたいこと・得たいものがあったから旗振り役に立候補したのだ。

\応募フォームに書いた志望理由はこちら/

クリエイターの卵が集まるSHElikesのコミュニティで過ごし、他の受講生とのコラボレーションがいかに楽しく、いかに自分を成長させ次のステップへ押し上げてくれるのかを学びました。私なりの義憤があり、将来的に、個人向けの絵本やメディアを作りたいと考えています。他のクリエイターと一緒につくりたい事業です。コミュニティプランナーを志望するのは、チームマネジメントに自信を持ちたいから。できれば、自分のビジョンに共感してくれる仲間も探したい。イラストレーターとライターのコラボレーションで絵本を作る企画や、身近な人に向けたクリエイティブ制作で実績を作るような企画をやりたいです。イベントを通して、シーメイト同士で協力しあってアイデアを形にしていく風潮を盛り上げたいと考えています。

「自分がやりたいサービスの試運転がしたい」「サービスを一緒にやってくれるクリエイターを探したい」自分のためのコミュニティが、他の受講生にとっても何かのきっかけになるのなら、仕事として成り立つと考えた。

もともと合理主義で、ギブするだけの関係に疑問を持っているので、サポート隊として集まってくれたメンバーには「このコミュニティのサポートを通してどうなりたいか」ヒアリングしてから始めた。みんなそれぞれ目的が違っていておもしろかったな。

怠け者で、面倒くさがり。協調性はなく、放任主義。そんな私でも、4ヶ月コミュニティ運営ができた(と思っている)。当初やりたかったこと・得たかったものは、すべて手に入ったのではないだろうか。(人とのつながりを「手に入れた」と表現するのは傲慢だけど)

正直なところ、私は旗を振っていただけである。サポート隊の方々のおかげでいまの満足感でゴールできたと思っている。みんなには、何かの形でちゃんと返したい。(オフラインで展示会をしたい理由かもしれない)

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そして。実は、応募した当時想定していなかったけれど、コミュニティ運営を通して得たものがある。ささやかではあるが、とても大切なもの。今日は、そのことについてしっかり書きたい。

コミュニティを通して得たもの

「“私の”チームマネジメント」

チームマネジメントへの苦手意識が人一倍ある。実は、人生で何度もリーダーシップを取る場面があったものの、すべて満足のいくものではなかったからだ。

女子バスケットボール部のキャプテン、生徒会の体育委員、学園祭の運営委員。どの立場でも「仕切る」「率いる」がとてつもなく苦手で。会社員になってからも、研究職としてひとりで実験することが多かったから平気だったが、基本的には誰かと一緒に何かをするのが辛かった。

初夏だったか。SHElikes受講生のsayaさんと初めて会い、手相を見てもらったことをよく覚えている。「枠組みを決められ、そこに収めようとするとかなりしんどい。会社員には向いていないタイプ」その通りだった。加えて「とても繊細で、受け取りやすいタイプ」と言われ、衝撃。自分は鈍感だと思っていたから。「繊細さん」の診断に当てはまったこともない。

ゆっくりゆっくり考えた。“私の”チームマネジメントを。NGは「決められたことをやる」「みんながやっていることをやる」「大勢の顔色を気にする」。ストレスを感じやすい行動を避けることができたから、気持ちよく旗を振れたのだろう。(sayaさんの鑑定、また受けたいな)

\sayaさんの手相鑑定が気になる方はぜひ/

そして、”私の”チームマネジメントが確かにあると感じさせてくれたのは、伴走してくれていた方がいたからである。

ひとりは、SHElikesライフコーチのmizuhoさん。猪突猛進な私は、コーチングを後回しにする受講生だった。参加するとモチベーションは上がるけれど、そもそもモチベーションが高いときに利用する意味があるのかと思っていたことも。

それでも、mizuhoさんのコーチングが大好きだ。私のあやふやな思考を引き出し、確かな自分の思考に変えてくれる。グループコーチングに参加するたびに自己理解が深まったし、「ただ自分を肯定する」ではなく「理由があって次の自分を肯定できる」状況にしてくれていた(と思う)。

直近のコーチングでは、“私の”チームマネジメントは、少人数で背中を預け合えるような信頼できる仲間であればストレスなくできると言語化でき、このたびのコミュニティ運営の総括となった。

\mizuhoさんの灯火コミュニティが気になる木/

そして、もうひとり伴走してくれていたのは、SHElikesコミュニティマネージャーのありつんさん。

月に一度開催されるありつんさんとのお話会が、任期中の楽しみだった。何か困っていたわけではないので、何の相談もせずかえって困らせたかもしれない。それでも、毎回私の考えるコミュニティについて深掘りしてくれて、私のやり方もチームマネジメントだと明るい気持ちにさせてくれた。

4ヶ月間、気持ちの波があった。ネガティブに振り切れることがなかったのは、定期的にありつんさんにチアアップしてもらっていたから。こちらを不安な気持ちにさせない、コミュニティマネージャーのお手本のような方。ありつんさんがつくっているSHElikesのコミュニティは、あったかいに決まっている。

\ありつんさんと1on1できて、幸せでした/

他にも気づきをくれた人を挙げたいけれど、キリがないのでここまでで。コミュニティ運営をしつつ人と関わりながら、「“私の”チームマネジメント」に自信を持てるようになったのは確か。



「手を合わせること」

さらに、コミュニティ運営を通して「手を合わせること」が得意になった。「手を合わせること」は「感謝」「依頼」「謝罪」「祈り」である。

自分の嫌いなところは「傲慢さ」。昔から、頑張ればひとりでなんでもできると思っているタイプなのだ。それが、SHElikesに入会してインタビュー自主企画を始め、デザインコミュニティのサポート隊に参加して、少しずつ変わり始めた。

「人と一緒にやる方が楽しい」「人と一緒にやる方が気づきがある」「苦手なことは得意な人にお願いしてもいい」「自分が何かに集中できるのは、支えてくれる人がいるからだ」「誰かに何かを依頼するときは、依頼される立場でかける言葉を選ぶ」「やれるだけやったから、あとは神頼みでもいい」

クリエイターズコミュニティの旗を振り終えたとき、ごくごく自然に「感謝」「依頼」「謝罪」「祈り」をしていた。これらは、ただ勉強するだけでは手に入らなかったスタンス。そして、傲慢な私に必要なものだ。

自分の足場は、ひとりでつくってきたのではなく、親がいて、親が育てた私がいて、私が人に働きかけて、人が私に働きかけて、何度も何度も人と関わりながらようやくできた居場所。実はすごく頑丈な足場なのだと、最近は思えている。

私はSHElikesでライティング・マーケティング・ブランディング・コミュニティマネジメント・プロジェクトマネジメントを学んだ。それ以上に、働く上で大切な「手を合わせること」を学べて誇りに思っている。

結局どこでどんな仕事をしても、関わるのは「人」。スキルがあったらお金を稼ぐことができる、というのは私の仕事に関しては幻想だろう。私は、手を合わせることができる人と働きたいし、自分もそうでありたい。


旗を振り終えて

当初予定していた自分の好きを拡げていく作業。それ以上に、自分の苦手なこと・嫌いなところに向き合い、受け入れていく時間でもあった。

SHElikesへの感謝にはいつも親への感謝が入ってくる。自分の人生がこんなにもおもしろいのは、生まれてきたからに違いないから。そして、SHElikesがそう思わせてくれる場所であることを伝えたい。ここは、ただのキャリアスクールじゃないぞと。

コミュニティ運営を終え、12月5日より休会に入った。このまま卒業することも視野に入れている。ひとまず、感謝を伝えたくて。



4ヶ月間、私の理想にお付き合いくださったみなさま、場所を提供してくださったSHEのみなさま、ありがとうございました。これからも大好きです。



〜おしまい〜


#1ヶ月書くチャレンジ#書く習慣#kubomiメモ
Day11:自分の嫌いなところ

いただいたサポートで、大好きな本を買います!サポートのお礼に何かお返しできますように・・