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あっという間に半年が経った。
自分の中の整理は、未だ出来ていないが少しだけ気持ちに余裕が出来てきたような気もする。
人の心はよく出来ているもので時間の経過と共に悪い思い出は薄れて良い思い出の隙間に隠れて目立たなく成る。
未だに考えると、こうだった、ああだったなと感じたり、そのことが原因であったと考えられたりもするが今となってはどれも悔いであり、戻っても来ない。
よく行った場所、思い出深い場所に行くことすらも憚られていたが半年が経過して、漸く足を向けてみようか、と感じたりもする自分が居て、心は回復傾向なのかも知れない。
悪夢も減って来たような気もするが、魘されて飛び起きたりもまだ少なからず有るのも事実でそんな時、心に思っている以上の深刻なダメージがあったんだなぁ、と、やたら客観的に成ったりして意味がわからなくなる。
兎に角、もう、あの様なとてつもなく悲しく辛い事は、沢山だ。

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