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写真詩 「影法師」

【影法師】

生温い春風が吹き抜ける
攫われた感情はつむじ風
いつかの記憶も巻き込んで
青空に向かって霧散する
残された綿帽子は影法師
いつも踏まれる変わらぬ運命
共に生きていきましょう
真っ黒な貴方は私の写鏡
共に歩いていきましょう
真っ黒な貴方も愛しい私
照らされ濃くなるそれが影

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たまに煙草を吸いたくなる。
けれど吸わない。
買おうかなと思う事もある。
けれど買わない。
元々はヘビースモーカーだった。
自分にとって煙草は必要な物だった。
今は不要な物になっただけ。
荒んだ生活に荒んだ心、
真っ黒になるまで煙で満たした。
けれど所詮は煙だからさ、
いくら吸い込んでも満たされない。
じゃあ要らないか、みたいな。
そんなノリの方が止められる。
別にどっちでもよかったんだけど。
服に臭いが付くから。
適当などっちでもいいかみたいな
そんなノリで泣き笑いの人生。
結局は根無し草の生き方が楽なんだな。

















      




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