仕事を辞めて十日経った。まだ仕事にはありつけていない。この10日間何をしていたのか。

父の退院と介護の準備

辞める3日前に父の退院があった。完治したわけではなく、これ以上病院にいてもリハビリをするだけ、なんなら日常生活がリハビリになると言われて退院となった。表向きは。病床がいっぱいで入院生活が半年以上続いていて病院としては早く出て行って欲しいという思考が見えた。
包括センターの人と相談しながら一旦帰ってどれだけ自分の事ができるのか様子を見てデイケアーのプランを作りましょうという事だった。

予想以上に認知と体力が悪化していた。リハビリをしていたとはいえ、それ以外はほぼベッドの上の生活、筋力は衰え、痩せていた。コロナ禍で面会ができなかったので医者・看護師・患者さんとしか会話はない。たまに電話すると色々忘れていたり、同じ話を繰り返す。薬も誤飲・飲み忘れがある。
杖をついてトイレは行けるものの、時間がかかる。薬を飲む時も指先が思うようにいかないのか袋からポロポロ落とす。それを拾うのにまた苦労する。

ケアマネさんと少し驚いた。かなり認知症が進行している。そしてそれを父自身がわかっている事。事態は思ったより簡単ではないなと思った。
試行期間として今は週３のデイサービス、週２の入浴補助で様子を見ている。
食事はなんとかお惣菜など買って食べている。（時々妹も作っているみたいだ）

退職祝い？

自分の事がずっとできなかった私は久しぶりに飲み友達と連絡をとって馴染みのBARで飲んだ。楽しかった。
だけどまた暫く飲めないよなーと思いながらじっくり酒を味わった。

ニート？な生活。怖い習慣

とりあえず1週間はダラダラと過ごそうと決めていた。不眠続きで眠い時に寝られないまま仕事に行ったりしてたから、暫くは目覚ましをセットしないで寝てやる！
と決めていた。だけど目覚めるのである。そして「今日何時出勤だっけ？」と慌てて時計を見るのだ。ゾッとした。染み付いた習慣から逃れられ亡くなっている。
ああ、行かなくていいんだった。ホッとする。暫く求人サイトを見たり、YouTubeを見たりしているがまた「ハッ！」とする。今何時！？ヤバい準備しなきゃ！
…もう病気なのかもしれない。

リモートワーク探しと…

父の状態から決まった時間で就労する仕事は困難だと思い、ライティングやデータ入力の仕事を探すが、初心者の私には単価が安い案件しかできない。小遣い程度にしかならない。副業に関するサイトや本を読み漁っていた。（今もだけど）
最近では副業の情報が良くも悪くも溢れかえっている。いくつか怪しいと思いながらも登録した。やはり「すぐに稼げる」とか1ヶ月で数十万円稼げるなどは殆ど悪質、もしくは会社や企業で働いた以上に働かないと無理なものばかり。

独学でやるには時間がかかる。手取り早いと言ってはなんだけど、私は実際に稼いでて、身元がしっかりしている人を見つけ授業料を払って教えを乞う事にした。「身元がしっかり」とはメールや動画のCMなどで「年収○億円のメンター」とか「今話題のインフルエンサー」などではなく自分で動画やブログを発信している人を探した。探した、というよりは以前から気になってその人の動画を見ていて誠実さが伝わって来たからだった。

いよいよ覚悟を決めて再始動だ。