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無価値、ダメ出し…。自分の二次創作に自信が持てない人が持ちがちなセルフトークと書き換え方について

こんにちは、ほうりです。

今回は二次同人活動をするにあたり、どうしても周りと比べて自作品が無価値だと思い込んだりダメ出しをする人が持ちがちなセルフトークと、それを書き換えていく方法について語ります。

これは古今東西メジャーマイナーひっくるめて言えることですが、

『あの人、マイナーなキャラを書いてブクマ200越えなのにこっちはメジャーなキャラを書いてもブクマ数20しかいかない…』
『めちゃめちゃ渾身のネタを書いたのに、思ったより閲覧数もブクマ数も伸びない…』
『こんな話や作品しか作れない自分に価値はあるんだろうか…』

と考えてしまい、SNS上にネガツイをし、フォロワーさんに励ましてもらっても
「いいえ、どうせ私なんか…」
と自己否定のスパイラルに陥ったことはありませんか?

そしてその自己否定のスパイラルから抜け出すためには、フォロワーさんからの慰めの言葉を受け止め続けたり、ある程度の冷却期間を置くことで徐々にやる気が復活して、また二次創作を始めると思うのですが、それでもしばらく経過すると上記のような感情に襲われて凹む…というループを繰り返してしまいがちです。

時間を置けば解決するのは二次創作に限らず全てのことにおいて有効手段ですが、それでも根本的な部分を解決しない限り『どうせ自分の書く作品に価値なんかない』という気持ちからは解放されません。

例えて言うなら身体の中に根本的に治療しないといけない病巣があっても、「痛みを我慢すればやりすごせる」と考えて、放置してしまっているのと同じです。

痛みが少ない内は支障なく動けるからという考え方でも確かに問題はありませんが、どうせなら根本的な部分から改善した方が中長期的な目で見れば良いと思います。

なので二次創作を行う上でどうしても自分の作品が無価値だとかダメ出しのセルフトークをしてしまいがちな人は、今回の記事を是非参考にしてみてください。

人には価値がある。


まず最初に言っておきたいのは、人には生きているだけで価値があるということです。

これは道徳観念からよく聞く耳障りが良い言葉ですが、中には「そんなことない、私は何の価値なんかない!!」と拒絶してしまう人もいます。

しかし今回はそんな道徳的観念ではなくて、少々生々しい理由から人には価値があると言わせてもらいます。

実は私たちは値段に換算すると最低限でも2000万円の価値が付きます。
2000円でも20000円でもなく2000万円です。

これはどういう意味かというと、正式に言えば私たちの

両目
両耳


心臓
胃腸


等の臓器や身体のパーツを指します。

これらがあるがゆえに私たちは日々何事もなく生きているわけですが、
ある日余命幾ばくも無いアラブの石油王から
「99999那由他円払うから君の心臓を売ってくれないか?」
と言われても売りませんよね?w

もしもためらいなく『売る!』と答えた方は、多分疲れているのでこのブログを閉じてゆっくり休んでください(^_^;)


話は逸れましたが、片腕が3億円、片足が5億円という値段を付けられても売らないと思いますし、片方をとっても支障がないと言われる腎臓に1兆円という価値を付けられても、やはり進んで売ろうとする人は少ないと思います。


つまりそういう意味で五体満足で健康に暮らしているだけで私たちは価値があるし、ましてや仕事や家事や育児の合間の時間を上手く使って二次創作を出来ている状況を生み出せているあなたはとんでもない価値のある存在なんだということです。


なので、周りと比べて価値のある作品が書けないというのはあなたの思い込みでしかなく、きちんと二次創作をできる脳や腕があり、二次創作をできる知識や頭脳や環境があること自体価値があるのです。

二次創作の価値=低い抽象度


もっと言ってしまえば、二次創作は人生のホイールバランスの中の一つである『趣味』でしかなく、その趣味の中でもさらに細分化されたうちの一つでしかありません。

そして二次創作は二昔前や一昔前に比べればメジャーになってきたものの、やはり聞いたことが無いという人も多いので、趣味としてはニッチな分野になります。

そんなニッチな二次創作というフィールドの中で価値が無いと思い込んでしまうのは、スマホやパソコンのディスプレイにポツンとついた点のようなシミをくよくよと10年余り気にするようなものです。

なので二次創作で価値が無いと思い込んでしまった場合、先述した通り人一人は生きているだけで価値があると抽象度を上げて考えを切り替えていきましょう。

そして出来ることなら二次創作以外の趣味を見つけたり、仕事や人間関係や学びに意識を向けてそこで結果を出すのも良いと思います。

二次創作はどうしても他者に評価を求めてしまい、承認欲求を拗らせてしまいやすい傾向にあります。

これは30年余り二次創作界隈に身を置いていた私だから声を大にして言えることですが、

●人間関係がクソ
●仕事もクソ
●体型も平均体重を遥かに超えた超巨体(164㎝/97kg)

という絵に描いたようなオワコンの人生を送っていた中で、二次創作は最後の砦であり、ここで認められなかったら死んでやる!!的なマインドの持ち主でした。

当然ながら思ったような反応が来る方が稀で、

●感想来ない
●逆カプや地雷カプが活発になる
●ジャンル内の派閥争いが鬱陶しい
●ジャンル内の人間関係が拗れる

といったトラブルの方が大きく、二次創作の中でも絶望しきっていました。

40歳を迎えた頃にマインドコーチングを知りセルフコーチングを行って3年以上経過しますが、特に頭を悩ませていた逆カプや地雷カプに対しての怒りや憎しみ、感想が来ない欠乏感を薄れさせることができたのは、やはりマインドを変えてダイエットに成功できたのと、二次創作以外に趣味を持とうと毎日行動していたのが大きいです。

ダイエットに成功してから自信が付いたので今まで興味があったけど敬遠していた物を調べたりやってみるように心がけたら、これまで興味のなかったサーキットトレーニングジムに入会して筋トレをしたり、

太るものだと思って飲まなかったプロテインを美味しく飲むようになったり、
漫画しか読まなかった字書きが、読書の秋をきっかけにして興味のある分野ではあるけれど活字を読むように心がけたり、

興味はあったけど勇気がでずに手を出せなかった動画配信を始め、ココナラでサービスを作って販売したりなど、二次創作以外に価値を見出すことが出来ました。

そういう意味でも二次創作の価値に重きを置いてしんどくなっている場合は、まず抽象度を上げて『自分は生きているだけで価値がある』とマインドに書き換え、

とりあえず自分の興味のあるもの、ちょっとだけ気になっている程度のものでもなんでもいいから洗いざらい紙に書き出してみて、挑戦できる物から挑戦するのをお勧めします。

そしてもしも何も二次創作以外にやりたいことが思い浮かばないという場合は、どうしてもやりたくない、こうなりたくないというものを紙に書き出してみてください。

そしてそのやりたくないことの正反対のことが、あなたのやりたいこととなります。

ちなみにスマホやパソコンのテキストに打ち込むのでも良いですが、手書きをすることで脳が活性化し、自分が考えていたことが可視化されることで脳内がどんどんスッキリしていくので、手書きをお勧めします。

『どうせ価値が無い話しか書けない』=本当に価値のない話しか書けないようになっていく


これは私も心当たりがありまくりなのですが、

●自分の書く話には誰もブクマもしてくれない
●いいねも着かない
●ネタが無くて困っている
●ワンパターンな話しか書けなくてどうせ飽きられている

こんなことを始終思っているのなら注意が必要です。

何故なら脳は顕在意識より潜在意識や無意識の方が圧倒的に強いため、自分に頻繁にかけられる言葉にリアリティを感じ、それが自分らしく心地が良い空間だと思ってその場に維持し続けてしまうからです。

例えば先に上げた164㎝/97kg時代の私は、周囲から
・ぶくぶく太ってみっともない
・また太ったでしょ?痩せないの??
・そんなに食べたらまた太るよ
といった言葉をよく言われていました。

私自身も
・自分はどうせデブなままみっともない身体で人生終わるんだ
・どうせ冴えない服しか着こなせないんだ
・そのうち病気になって死ぬんなら好き放題食べればいい
というセルフトークやセルフイメージを繰り返していました。

そしてその言葉の通り、ぶくぶく太るわ太るためにドカ食いするわみっともない身体に見合う服を意図的に選ぶわ、挙句の果てには毎日死ぬことしか考えていないという超絶ドツボにハマっていました。

これは脳が太っていてみっともない自分が自分らしいと判断した結果、太っている自分という快適な空間(コンフォートゾーン)にいさせ続けるための恒常性維持機能(ホメオスタシス)が働いていたというメカニズムだったんです。

じゃあそんな私がどうやって-30㎏痩せたかというと、

◎痩せている自分が自分らしいというゴールを立てた
◎ゴール側の自分が心地が良いと思う空間を意図的にイメージした
◎自分自身にかけていた言葉も意識して変えていった

たったこれだけのことでした。
そしてこれは二次創作で価値が無いと思い込んでいる場合にも応用が効きます。

自分で自分にかける言葉(セルフトーク)は、1日に4〜6万個は頭に浮かんでいます。

その殆どが顕在意識が認識できない、所謂〝無〟意識下で浮かんでいるので自覚してないセルフトークは結構あります。

無意識で浮かんでいるマイナスでネガティブなセルフトークが多ければ多いほど、望まない現状を心地が良い空間だと思ってしまい居つかせてしまう…。
文字にするとこれほど怖いことはありません。

そういったセルフトークを変えていくには、まずことあるごとに自覚したら書き取っていく必要があります。

なのでメモ帳とペンは必須アイテムです。

最初のうちは疲れるし大変ですが、ここで放置してしまうと何時まで経っても二次創作で評価を得られない自分=無価値な自分であるという現状に縛りつけられて消耗するだけなので、先に進むために必要なことだと割り切りましょう。

現状維持は維持ではありません。
身も心も蝕まれ退化していくものなのです。

なので、自分の作品には価値が無いという現状維持という名の退化から脱するためにも、細かくセルフトークを掬い上げて書き取っていきましょう。

セルフトークを意識に上げたら徹底的に変えていく


その中で変えていきたいセルフトークがあれば二重線引いて、理想のゴール側にいる自分が使っている言葉に書き換えます。

「こんな話誰が読んでくれるのよ」→「こんな話を思いつく私すごくない!?」
「周りがすごい人ばかりでどうせヘタレな私は界隈ではいらない子なんだ」→「凄い人をきちんと素直に認められる自分の方こそすごい!そんなすごい私が書く話は面白いに決まっている!!」

といった感じで、理想の自分が使っているセルフトークへ修正していきます。

言葉は思考になり思考が行動になるという言葉があるように、今現在使っているセルフトークが、価値のない作品を生み出していると思っている自分にとって相応しかったとしても、その言葉を使っている限り無価値な作品しか生み出せない現状に止まり続けることになります。

言葉が自尊心や自己肯定感を低めている思考になって、承認欲求をこじらせてる行動になってるなら尚更のこと手放していくのが一番です。

セルフトークを変える時間が惜しい方向け。手っ取り早い自分の作品の価値の上げ方


今のジャンルじゃなくて過去のジャンルで描いた作品があれば、自分の目線ではなくて一読者の目線で読んでみましょう。

すると「あれ?この話めっちゃ面白くないか??」と自分の話が面白いってことに気づくはずです。

「それは時間が経ってから読んだから」
「自分目線じゃなくて一読者目線で読んだから面白かったから」
という意見が出てきたら、それはしめたもの。

つまり今のジャンルで書いている作品も、〝今〟の自分じゃなくて時を置いて読めば面白い話なのは確定だし、描いた〝自分〟ではなくて〝一読者〟として客観的に読んだら面白いということは、自分の作品は十分魅力にあふれていて惹きつけられるというのはもはや確定です。

つまり承認欲求を拗らせている今の自分以外の目線で見ると、必然的にセルフトークが変わっていくきっかけになるのです。

過去の自分の作品面白れー!ってなったら今書いている自分の話も面白いに決まっているっていう法則を受け入れてどんどんセルフトークを書き換えれば、高次元の承認欲求である自分で自分の機嫌を取ったり自分で自分を労わるマインドへに変わっていきます。

ちなみに心理学やマインドセットに用いられる手法にも似たようなテクニックがあります。

例えばどうしても自分にダメ出しをするのが止められないという人に対して、思いつく限りのダメ出しの言葉を紙やチラシの裏に書いてもらいます。

書いてもらった後、友人や家族の名前をその紙の空いているところに書きます。

そして今しがた書き出した言葉が友人や家族が言ったものと見なします。

その言葉に対して大抵の人は「そんなことないよ」「気にし過ぎだって」という言葉を投げかけると思います。

それらの言葉を含めて『そのままで良い』と思う理由を新しい紙に一つずつ書き出していきます。

そして改めてそのままで良いという理由を書き綴った紙に自分の名前を書きます。
本来は自分へのダメ出しを書き出した物であり、友人や家族に置き換えたことで『そのままで良い』理由が出尽くしたのですから、それはそっくりそのまま自分へ贈られた言葉になるのです。

友人や家族といった他の人にそう言ったねぎらいの言葉をかけられるのであれば、誰よりも長い付き合いである自分に対してそういった労わりの言葉をかけることは何ら変なことでもおかしなことでもありません。

そう言った意味では自分自身の作品を他者目線から見て、面白いと思うことも最高じゃんと感じることも理に叶った反応と言えるでしょう。

まとめ


ということで今回は、自分の作品が無価値でダメ出しをしてしまう人が持ちがちなセルフトークとその修正方法についてまとめました。

二次創作はやはり他人からの評価や数字に晒されている分、低次元の承認欲求が付き物ですが、それに振り回されるのはしんどいだけです。

なので自分で自部を認めて褒めて労わるマインドが何よりも必要ですし、持っていることが自分の自己肯定感や自己評価(エフィカシー)を守ることに繋がります。

この記事が少しでも参考になれば幸いです。

どうしても自分の作品に価値を感じない、ダメ出しをしてしまって苦しくて辛いという方は以下のサービスをご利用ください。


ではまた。

※スタエフでも放送しました(AI放送)


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