新橋九段です。突然ですが、私はメンタリストのDaiGoが大嫌いです。理由はいろいろありますが、最終的には心理学と称した出鱈目で金を稼ぐ態度が許せないというところに収束します。

　私は心理学という自身の専門に誇りを持っていますし、この学問が好きです。ですから、心理学者たちの多大な労力によって積み上げられた知見にフリーライドし、さらには歪めて自分の利益とする彼の振る舞いは到底許すことができません。心理学者の職業倫理面からみても、無視はできないでしょう。

　そういう観点から、私が運営するブログ『九段新報』ではDaiGoが流してきたデマをこれでもかと批判してきました。今回は総集編としてまとめなおしてざっくり読めるようにしておきますので、ぜひ参照してください。

　なお、この記事の内容自体は九段新報内を検索すれば読めるものですが、まぁ300円はいつも通りのまとめ賃だと思ってください。わかりやすく編集しなおしておくので。

DaiGo、論文タイトルすら読んでいない説

　さて、最初のデマです。それは彼がYouTubeで『今晩ヤれる相手の見抜き方』と題しアップした動画のことです。これは彼が「心理学的にワンナイトラブに応じやすい性格がわかった」と称して自説を話している動画です。

　この件は『メンタリストDaiGo『今晩ヤれる相手の見抜き方』の大嘘』で非常に事細かに批判していますが、特に驚きだったのが以下の一件です。

　メンタリストを始めとする似非心理学の担い手はたいてい、元となった論文を明らかにしません。が、今回は珍しく論文のタイトルが明らかになっていました。それが以下。

　動画のタイトルが『今晩ヤれる相手の見抜き方』であることを念頭にお読みください。いいですね？

　Why do women regret casual sex more than men do?
　(なぜ女性は男性よりカジュアルセックスで後悔するのか)

　いやヤったあとの話やんけ！(ｽﾞｺｰ)