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【大槌町地域おこし協力隊】2021年11月活動報告

(写真は自家製大根の漬物)

イベント3つの企画・準備と報告作業に追われ、余りにも忙しい11月でした。
振り返ってみるとどう見ても詰まりすぎな日程(笑)
今後は無理が無いようにスケジュールを組んで行こうと思います。

1.おおつちまるごと復活まつり:11月13日(日)

おおつちまるごと復活まつり

大槌祭りも中止となってしまったため今年1番の大規模なお祭りでした。
「地域おこし協力隊(地おこ)としても存分に存在感をアピールしてほしい」とのことで、法被も作って頂き臨みました。

もちろん毎度お馴染みの「大槌鹿の串カツ~塩麴仕立て~」を出品。
想像以上の来場者数でお昼ごろには完売となりました。

キッチンカーで大槌鹿の串カツ販売

今回は地おこ隊員と町民の距離が近づく場を、というコンセプトもあり、かんたん鹿革キーホルダー制作ワークショップも実施。

かんたん鹿革キーホルダー
革の切れ端の形ごとに個性が楽しめる一点もの。

今回は「大槌鹿の串カツ」か「ふるヤキソバ」「サーモンしゅうまい」のどれかを買った方に無料体験プレゼントしました。

かんたん鹿革キーホルダー制作
photo by Kitaura

これが想像以上の忙しさ。
見込み70個をオーバーし、用意していた100個全て完売。
子どもたちも多く参加してくれ、作った後も使ってくれていると聞いて嬉しい。

2.銃猟初心者講座:11月20日(土)

「釜石・大槌ハンター育成プロジェクト」の最後のプログラムとして、9月から計画してきた「銃猟初心者講座」を実施しました。

実施報告(Facebook)はこちら
私にとっては初の有料プログラムの企画運営となりました。

前半の座学は私が担当
後半はベテランハンターによる忍び猟体験

私が今回担当したのは

  • 企画立案

  • 実施内容の検討

  • 講師(猟友会ベテランハンター)との調整

  • 座学部分の資料作成

  • 参加者の募集(チケット購入サイトへの掲載、プレスリリース)

  • 当日の司会進行、座学部分の講師

考え得る限りのあらゆることですね…
とにかく初めてなので、わからないこと・一人で決め切れないことはマネージャーに相談という万全のサポート体制でチャレンジさせてもらいました。
生みの苦しみは感じつつも…
こんなに自由にチャレンジさせてもらえる環境は本当に貴重だと思います。

当日の様子はNHK「おはよう岩手」、岩手日報でも取り上げて頂きました。

反省点もたくさんあったものの、とにかく実施できたことで検討要素・反省点が明らかになってきたので、無事に実施できたことが最大の成果だと思います。来年に向けて改善していきます。

3.地おこジビエチーム活動報告会:11月23日(火)

地域おこし協力隊の町民向けの活動報告会をしよう!
しかし活動報告会という名前はお堅くて取っつきにくそうだから名前は「トークイベント」にしよう!!
ということで…

ジビエチームすなわち佐宗・工藤・菅原3隊員の活動報告会(トークイベント)を企画しました。

地おこ受入事務局の神谷さん・大槌ジビエの誇れるシェフ悟美さん・他地おこ隊員などなど皆様のお力を借りて実施しました。

photo by Kitaura

当日は私たちの「大槌のお母さん」から当日ふらっと立ち寄ってくれた小学生まで20数名の方が聞きに来てくれました。

当日配布した鹿カツサンド
美味しく召し上がっていただけたかしら

本当はもっともっとたくさんの人に聞いてほしかった。
地方ではチラシとかSNSなんかより人と人との直接の繋がりがモノを言うのですね。
仕事と遊びの境目なく誘えるような町内のお友達を増やしていきたいと思います。

4.大槌学園8年生の「ふるさと科」お手伝い

大槌学園8年生のふるさと科の中に「大槌を知る」という単元があり、Iターン組の地おこ隊員から見た大槌の魅力を話してほしいとのご依頼が。

持論ではありますが、
「地域おこし」で全く縁もゆかりもない移住者をたくさん集めるというのはやはりハードルが高い、まずは地元っ子が、一度勉強しに地元を離れたとしても戻って来たいと思えるようにするのが1番大事なように思います。

だからこそ、ふるさと科の授業は大事。

そこで私も少しばかりお手伝いさせてもらいました。

私が思う大槌の魅力や、大槌ならではのジビエ事業に魅力について。
10人×2セット、20人くらいの子が聞いてくれたのかな。

大槌の魅力は、今どんなに話しても、やっぱり自分で感じるのには敵わないと思うから、いつか少しだけ大槌を離れてみて客観的に見た時にわかるんだろうなと思います。

せめてジビエのことだけでも、どんなに面白い取り組みか、知ってもらえればいいなと思います。

5.里ジカ捕獲プロジェクト(仮)

畑の被害を減らすためには、畑に出ているシカを捕獲すべし!
畑(民家近く)に出ているシカを捕獲するには、わなを使うべし!

ということで、かみよ地区の農家さんのご協力を頂き、くくりわなの試験導入をしました。

わなの仕組みや、見回りの時の注意点について説明し、農家さんの被害情報とシカの足跡を頼りに5基を設置。

設置当日から次々にかかり、設置した11/19から今日12/12までに5基全てのわなにシカがかかりました。

大槌町全体でわなの設置ができればかなり被害が減らせるのでは、とも思いますが、課題は山ほど。例えば

  • 食用にならないシカ(発見前に死亡したシカ、捕獲されてから時間が経ってお肉にもストレスがかかっているシカ、MOMIJIの規格に当てはまらない大型のシカ)の処理

  • 止めさしの体制の不足(わなによる捕獲発見の時間帯と、山にハントに行っている時間帯が被る、ハンターの人手不足)

まずは誰でも危険なく止めさしできるようにすべく、必要な機材の準備から少しずつ進めています。同時に、限られたハンターで大槌町内全部をカバーするのはかなり困難です。どの地区、畑から優先的に進めるか、基準作りも必要です。

少しずつ実装していこうと思います。

6.考えて動かす学校 by富川屋

地おこ受入事務局が地おこ隊員のために見つけてきてくれた研修です。
考えて(plannning)&動かす(produce)
とはまさに私の仕事内容!

しかも、身に付けておくべきスキルセット

・関係構築力
・企画力
・情報発信力
・伝達力(企画書、助成金申請書類の作成)
・事業計画能力
・プロジェクトマネージメント(ヒト・モノ・カネを適切に動かす)
・セルフブランディング力

を身に付けずに戦場の乗り込んだおてんば者向けということで、私にピッタリな内容でした。

第2回プロジェクトマネジメント研修

第2回では、企画書の書き方、スケジュールの引き方、タスクの管理、人の動かし方を。(企画書のテンプレートは早速使ってます!)

第3回では地域への入り方、人材育成の方法を。人材育成と言ってもひっくり返せば自分向けの内容に。着任して8カ月経った今、2年目3年目のことを考えるよい機会になりました。

まだまだ社会人3年目、なんなら前職も割と放任目な職場だったので、ありったけのチャンスを活用して、現場経験と同時にきちんとした型も身に付けていきたいと思います。

7.決断のワークショップ byおらが大槌夢広場

機会を頂いて、決断のワークショップを体験させて頂きました。

私が今まで大槌について聞いてきた話は、「防潮堤が建ったあとに語られた話」だったり「旧役場が壊されたあとに語られた話」で、「なんでこうしなかったんだろう」「こうすれば良かったのに」と思ったりもしました。

だけど、決断がされたその時々の状況を詳しく聞いていくと、いろいろな苦渋の決断があったことがわかりました。

いろいろな立場の人が混じった地域コミュニティで一つの答えを出さないといけないとき、つまり他の選択肢を断たないといけないときに、他の立場の人の意見を批判しないことの難しさと大切さを学びました。

8.番外編

①獲って食う

5月から進めてきた狩猟の準備が、11月11日、ハンターベストの受け取りをもってついに完了!
最初はなんで狩猟を始めるのかも自分でもはっきりせず、もやもやしていましたが猟期が近づくにつれてなんだか楽しみになってきました!

そして小鎚のチームの巻き狩りに参加!
2回目に参加したときに親子のクマがとれました。

今にも動き出すのではと恐る恐る近づきました
母グマの手はちょうど私の手と同じくらいの大きさでした

チームのメンバーが獲ったクマをみんなで山からおろして、皮をはぎ、「マタギ勘定」で等分して持ち帰りました。(詳しくはまた別の記事に書こうと思っています)

クマはやっぱりクマ汁で!
大根や白菜がクマの脂を吸って美味い!

そして兼澤さんの狩猟同行中に偶然遭遇してしまったヤマドリも撃たせてもらいました。個人的初の獲物に。

こちらも美味しく頂きました
(これもきっと別の記事で)

11月は仕事で体力的にかなり追いつめられていましたが、今後はもう少し余裕ができるからきっともっと山に通えるはず。趣味をしっかり満喫しているうちに仕事にもプラスになっていけばいいなと思います。

②祝われる

職場の皆様とゲストさんたちにお祝い頂きました!
本当に仲間に恵まれていると感じます。

25歳になり申した。
「みなさんの25歳のときはどんなでしたか?」を聞くのも楽しいひと時となりました。

一層精進して参ります!!

以上、11月の報告でした!

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