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くどう雑記

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記事一覧

本「赤ちゃんは顔をよむ」を読む。

はじまり ネットでいろんな動物の見え方を、時々検索する。 それを自分にインプットして、 お散歩するたびに、あぁ、この猫さんはそんなに見えてないのだ、と思い 声で話しかけるようにしたり、 鳥さんは視界が広いから、見えてないと思って変な動きをして びっくりさせないようにして、一緒に遊んだりする。 見え方に興味があるものの、「人間」の見え方にはそんなに興味がなかった。 見え方に興味を持ったのはこの前の記事でも話しましたが (こちら↓) 奈良美智さんの絵を見ながら、 ・デフ

4月京都・大阪・静岡へ。美術館巡り

大阪に用事があったので、 村上隆 もののけ 京都 | 京都市京セラ美術館 没後50年 福田平八郎 | 大阪中之島美術館 円空 ―旅して、彫って、祈って― あべのハルカス美術館 を観てまわりました。 どれもそれぞれ、当然のように素晴らしく、 全然違う方向性、と思いきや振り返ってみると、それぞれの方法でデフォルメされた個性的な作品が多かったのかなと、写真を見返して思いました。 特別刺激を受けたのは福田平八郎さんの作品でした。 観察する眼差しがそのまま画に感じられるようで、生き

3月の記録♯多治見・滋賀・桑名

ギャルリ百草さん(岐阜県多治見市) 沓沢佐知子展 朔と望ギャルリ百草さんで沓沢さんの個展をしていました。 写真でわかる通り、空間も鹿さんも透き通ってとても素敵。 近くで見ると、足にささやかな金銀のきらめきがあったり、漆喰つけっぱなしの生々しさがあるところがあったり 静かな中に少しドロッとした自然の生死観も感じました。 沓沢さんの展示は延期が決まり、3月31日まで開催されているそうです。 素敵なお庭とカフェもあり、心穏やかな気持ちで展示を満喫できます。 陶器などの作品が多いの

うつ病治療3年目

病気をネットで検索したときに、当たり前だけど一般的なことしか出てこない。 特にうつ病の病状はその人それぞれで無限にあるだろう。 そんなとき少しでも誰かのためになるかなと思い、 一例として、私のうつの状況を残しておこうと思います。 始まり うつ病と診断されて2年がたち。 今年で3年目に突入した。 もともとネガティブな気質があり、子供の頃から 死に対して願望というか 、 自分は なぜ生きているのかという疑問を持ちながら 過ごしていました。 自然と戯れることが好きで 、 人

「死が生の一部だということ」ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア

映画情報を見ていたら目に入ったノッキン・オン・ヘブンズ・ドア。 2月23日より一部の映画館でリバイバル上映をしてるそう。 あらすじは 死期が近づいた二人の男の話と イケおじと間抜けなギャング二人の話が 交互に進行し、交錯していく。 死ぬ前に海を見よう ただそれだけの目的のために二人は進んでいく。 生きるからこそ死を恐れること、 死が近いからこそ恐れ知らずに生きること どちらも人間らしく、動物らしい。 私は映画館で観ず、Huluで視聴した。 映画館で観たらここは楽しいだ

石が語る生活:ヘルシンキと高山編

旅行先に行くと石を拾ってしまう。 そういう時はひたすら下をじっと見て、 黙って集中して、 この場所で持ち帰れる この場所を象徴する石はどれか見定め 拾っていく。 そういう石には思い出と記憶と そこの土地そのものが含まれていて、 唯一無二のお土産品となるのだ。 トップの写真はヘルシンキのスリオメンナという島で拾った石。 可愛い色合いと島に流れ着いたまんまるな記憶。 ムーミンが出てきそうな小さな島たち。 ムーミンにあるような可愛いの中にある突然の大砲(狂気)

雪が見たいin 平湯温泉

岐阜市内でも時々雪が降る。 しかし積もることは滅多にない。 私はそのたびに雪が見たい、積もっている雪が見たいと思う北国生まれの人間だ。 あの白い雪に飛び込みたい、そんな願望が湧いてくる。 そこで街でポスターを目にした 高山にある平湯温泉にある滝のライトアップを見に行くことにした。 岐阜から高山市内までは大体2時間ぐらい、平湯温泉街まではそこからまた40分から50分だった。 高山市内、中心地にいっても雪は残っていなくてかなりショックを受けながらぽてぽて散策。 高