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【双子生活】鬼役がお面を外した時、鬼役でない方に豆が投じられる事件が勃発

節分の日、男児四人は豆を入れた袋を持って表に立つ。その姿は、これから現れる鬼を対峙する勇者のごとく(嘘)

鬼をやっつけるための豆の半分くらいを投げるフリして食べているファンタジスタ次男(5)はさておき、今年はちゃんと豆まきをしようという話に。

だいたいこういうときは長男(7)が先陣を切るが、彼の素早い動きと準備した盾(ニューブロックを入れる箱のふた)によって全然当たらない。それに不満を隠さない双子(3)の三男が自ら鬼を志願する。

鬼のお面を顔につけ、「鬼だぞ~」と言いながら迫ってくる。そう、豆を片手に待ち構えるところに、無防備に向かってくれば、結果は明らか。集中砲火を浴び、一瞬で嫌気がさし、お面を投げ捨てる。

「あぁ、次は俺かな」

ということで、ここは父親の僕が鬼役をやって、しっかり豆を食らって退散する、そんなストーリーが求められているのだろうと、大人の行動をしようとしたそのとき、

三男と四男のどっちが鬼で、お面を取ったいま、誰が鬼かわからなくなった(豆を食べまくっていた)ファンタジスタが、めちゃくちゃな笑顔で四男に豆を散弾、炸裂。

鳩が豆鉄砲を食ったような顔した四男は、一瞬何が起こったかわからないまま、結構な勢いで食らった豆の痛みで泣き出す。そして僕の方に駆け寄ってくる。

そこに追い打ちをかける長男と次男、そして鬼役だった三男までが豆を投げつけてくる。

なんなのこれ・・・

と思いながらも、仕方がないので乱れる豆をはじきながら四男を守り、反撃を試みるも、僕は豆を持ってなく、四男は逃げる間に全部豆を落としている。

さて、どうしたものか。選択肢はいくつかある。

[1]いったん終了!ということで仕切りなおす
[2]落ちている豆をかき集めて反撃
[3]実は長男が鬼だったことを高らかに宣言し、目線をずらす

そのなかでも無難に[1]を選択しようとしたとき、後ろから声がかかる。

「いつも元気だねぇ」

近所の方が声をかけてくれる。なんでも近くのイベントで当たった、今朝取れた新鮮な卵(30個)が多すぎるので、分けてくれるというのだ。

すぐに社会人モードに切り替え、「いつもすみません」と井戸端トークを開始しようとしたところ、こちらに飛んでくる豆。ご近所の方がいるのになんで投げるんだと叱ろうとしたところ、まさか四男までが豆を拾ってこちらに投げる始末。

来年は頭から僕が本気の鬼をやろうと思った。

現場からは以上です。

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