2023年11月17日にOpenAIから突然サム・アルトマン氏が解任された一連の騒動は、結局、21日にサム・アルトマン氏がCEOに復帰しアルトマン氏解任を支持した理事が退任し4日余りでスピード解決。
ただし、その間、マイクロソフトのサティア・ナデラCEOが社内にAI研究所を新設し、アルトマン氏に運営を任せると提案、OpenAIの残りの社員にも入社を呼びかけるなど、アルトマン氏獲得に動き、更に、アルトマン氏がOpenAIのCEOに復帰した後、理事の定員は9人に増え、MSも理事を送り込む方向で話が進んでいる模様。
MSはこれまでもOpenAIの大株主だったので、元々関係が強かったといえば強かったのですが、今後更にOpenAIへのMSの影響力は強まると思われます。
GPT-4
そんな騒動の中でもGPT-4は確実に賢くなっています。
GPT-4に文章を生成させるだけなら、ChatGPTの有料オプションを使わなくても、BingAIからとりあえずGPT-4を無料で使えます。
ちょっと賢いWeb検索ツールとして使うのであれば、Chromeからでも使えますが、(https://copilot.microsoft.com/)
Edgeを使えば、もう少し文章生成に特化した使い方ができます。
Edgeの右上にあるCpilotボタンをクリックすると、右側に細長いウィンドウが開いてCpilot(BingAI)が立ち上がります。
ここの「チャット」を使うとWeb検索の結果を文章で要約してくれる、いつものBingAIなのですが、「作成」を使えば、GPT-4が文章を作成してくれます。
猫好きが感動する小説
簡単なプロンプトでたくさんの文章を生成できれば、それだけ生産性が向上すると言えます。
「猫好きが感動する小説」
というわずか10文字の文章から、下記のような文章が生成されました。
感動できるかと言われれば、微妙な感じはしますが、ChatGPTが公開されて、いきなり小説を書かせてみようとあれこれトライしていた頃に比べると、格段に長い文章が破綻なく出力されるようになっています。
GPT-5
今後はGPT-5の開発がフルスピードで行われるとのこと。
GPT-5もCopilotとして無料で使えるのでしょうか?
MSとの関係を強めていただいて、ぜひ、無料で使えるようにして欲しいものですね。
猫好き?
BingAIによると、サム・アルトマン氏は猫好きらしいのですが、本当なのでしょうか?