私は虚数ですから、現実で生きる貴方の役には立ちません。逃避したくなったときだけ振り向かれる夢みたいな存在だという自覚はあるのです。数えることも触れることもできません。しかしそれは無限の包容力を有限の貴方に誇っています。虚しくも、誇り高く。

#詩小説

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