こんにちは。
岡田翔伍です。

前回に引き続き、好きな小説家について、話したいと思います。

2人目は、前回の湊かなえさんよりは、名前が広く知られていないかもしれない松岡圭祐さんです。

友達と好きな小説の話になっても、誰？という反応も多いですが、一度読むとハマってしまうと思います。

松岡圭祐さんの作品で、初めて手に取ったのが、

万能鑑定士Qの事件簿

です。

この作品が出た当時は人が死なないミステリーというキャッチフレーズで売り出されていて、今までミステリーと違った作品でした。

初めて買ったときは、本当に人が死なずにミステリーが成り立つのかと思っていましたが、読んでみると見事にミステリーとして成り立っていて、惹き込まれていました。

そして、何より主人公の凛田莉子がとても人間味があり、魅力的な人物なので、そこに惹き込まれてしまいます。

内容に少し触れると、日本の最南端の波照間島出身の凛田莉子は、高校でも成績がとても悪くできる仕事なんてないと言われていたところから、ひょんなことで、東京に出てくることになりました。

東京のことが何もわからない凛田莉子が出会ったリサイクルショップの社長さんに鑑定眼や感受性の高さなどの才能を見出してもらい、そこから人生が好転しました。

この恩人の教えて、ロジカルシンキング（論理的思考）が抜群できるようになり、探偵のようなことをしていくようになっていきます。

また、もどかしいラブストーリーも入っています。

とにかく、推理が面白くついつい見入ってしまう作品なので、ミステリー好きには、とてもおすすめの1冊です。

余談ですが、この作品は刊行当時、月1冊ペースで新作が書き下ろされていたので、すぐに新作が読めるのもよかったポイントです。

月に1冊書き下ろすって、松岡圭祐さんは天才なんだなと思いました。

松岡圭祐さん作品