野外音楽ライブで我が子がピクリとも踊らなかった話
記念すべき1発目の投稿がこれでいいのか?という気もしますが、とにかく誰かに聞いてほしかったので書きます!
野外ライブに家族で参戦したら、我が子がピクリとも踊らなかった話です。
最・最・最高のライブだった! のに!
まさに昨日! 家族6人で最高な野外音楽祭に参戦した時のことです。
私の大大大好きなアーティストが出る音楽祭。子ども達もその曲をリビングでよく聞いていてくちずさむくらいだし(私がCDをエンドレスで流しているから)、夫も音楽大好きなので(暴威命で音楽ないと〇ぬタイプ)、「じゃあみんなで行こうよ!」と喜び勇んで出かけました。
会場は鎌倉から車で1.5時間くらい、東京のはしっこにある春の花と豊かな自然の中の野外ライブ会場。私は初参戦で知らなかったのですが、知る人ぞ知る地元の音楽祭のようで、たぶん参加者はスタッフさんもあわせて300~400人くらい。みんなが見守れる距離にステージがあり、ほどよい熱気でアットホームという最高の環境でした。
そこかしこに咲く花、おいしい山の空気、川のせせらぎ。キャンプ場なのもいいし、キッチンカーもあるし、座れるスペースもたくさん。
しかも、なななんと! ライブ開始前の準備時間に、その後ステージに立つ予定のあこがれのアーティスト達が、飲み物片手に会場をうろついているのです!
「え!? ちょ、まっ!? 〇〇さんが歩いてる!! うそでしょ!! 泣」
CD鬼リピの大好きなアーティストに会えただけで十分しあわせなのに、会場内で隣を何度もすれ違ってしまったのです! 何度もすれ違いました!(偶然にも) なんならそっと2m横に立ってました!(やだ!偶然!)
割愛しますが、もうライブは最高でした。最高の夜でした。ライター名乗ってるのに言語化できなくてごめんなさい、最高すぎて無理。無理な言語化は体によくないので、私の心の宝箱にしまっておきます。
・・・そうだ忘れてた。
このnoteで伝えたかったのは、その最高にノリノリなライブで、うちの子達がまったく音楽にノろうとしなかったことなんです。
音楽ライブで直立不動の子ども達
推しのアーティストが音楽祭のトリの演奏を始めて、しばらくたってからふと気付いたのです。
子ども達がまったく踊っていない。
アーティストの民謡×ラテンのリズム、唄とギターとトランペットとパーカッションその他の、最高な音の波にもまれているのに、それをステージ前でスタンディングで聴いているのに、子ども達は4人とも直立不動。
まわりの大人は大盛り上がりで踊ったり合いの手を入れたり終始ノッっています。もちろん私も夫もノリノリです。でも、子ども達の直立不動は変わらず、ひっそり手拍子をするくらい。
音楽の聴き方楽しみ方は人それぞれ自由なのでいいのですが、私が瞬間的に思ったのは、
「子ども達がこれまでに音楽を楽しんできた中で、『心と体で音楽・リズムにノって自由に楽しむ』という経験が足りなかったのか・・・?」
ということでした。
子ども達は家ではそれぞれ音楽を聞いたり好きな楽器を演奏したり、リビングで流行っているアニメの音楽にあわせて踊ったりします。学校でも合唱・合奏・表現の授業がたくさんあります。
今回のライブも私が無理に付き合わせたわけではなく、本人たちが来たくて来た程なので、音楽大好きっ子達です。
ということは、単純にそういう楽しみ方の経験が不足しているってことなのかな、と。
いやいや、「心と体で音楽・リズムにノって自由に楽しむ」なんて、音楽の初歩の初歩じゃないの?
音楽を聴く側の型に「縦ノリ」がない?
考えてみれば、自由にリズムにのるとか、即興で奏でるとかではなく、今の日本の子ども達は「型」を使って音楽を表現することの方が圧倒的に多いのかもしれません。(方法とか手法的な)
盆踊りやお囃子ももちろん型があるし、楽器の演奏方法や音楽はこうやってするんだよを一通り習ってきているし。それが悪いわけではなくて、その型を練習する時間が非常に多いのかなと。
それから、自分が音楽を演奏して楽しむ型と聴いて楽しむ型、それぞれについて考えた時に、演奏して楽しむ型はたくさんあって、体験もしていて、表現方法は多彩だけど、聴いて楽しむ型が「静かにじっと座って聴く」しかないってこともあるかもしれないな、と思いました。聞きながらするとしても、手拍子くらいだし。
要するに、即興とかオリジナルが少ないのかなあ。
そんなことを思いながら、帰りの車の中で子ども達に聞いたら、
「音楽はすごくよかったし感動したけど、大勢の人と一緒に音楽にノルのが恥ずかしかった」
と言われて、なんだそうだったのか! と納得しました。
ライブでのジャンプのような縦ノリは、確かに日常生活ではあまり体験しないだろうし、学校でもなさそうだし、外ではほとんど見たことないもんね・・・というか今回が初ライブだし。家ではイエーイって飛び跳ねられても、見知らぬ誰かと一緒に盛り上がるのは抵抗があったようでした。
それとともに、ライブでそういう自由な楽しみ方をする大人たちを初めて見て、かなり面食らってしまったそうです。
「ステージの人達がめっちゃ笑って踊りながら唄って演奏してる!? いい年した観客がみんなであんなに自由に踊ってる!?」みたいな。
それを聞いて、「ライブ、行ってよかったー!」と心から思いました。
自分全部で音楽を楽しんでほしい
昨日、とても楽しそうに笑いながら唄い演奏するアーティストのみなさんを見て、ビール片手に笑って踊って喜びながら聴いている大人達をみて、最高の音楽を全身で聴いて、子ども達はその空間を十分楽しんでいたようでした。(直立不動だったけど)
そりゃそうですよ、いつもリビングで聴いてるCDのアーティストが目の前にいて、とんでもない美声と熱い演奏を聴かせてくれるわけですから。
楽しくないわけない!
自由に体をゆらしたり手をあげたり、ジャンプしたりコール&レスポンスしたり。心と体をやわらかくして、自分全部で音楽を楽しむ。
もちろんそういう楽しみ方をするのもしないのも自由だけど、「心と体で音楽・リズムにノって、みんなでワイワイ自由に楽しむ」という型が子ども達の心と体に加わってくれたらいいな、と思いました。
まあ大人があれこれ言わなくても、いつか推しのライブに行けば自然とそうなるんでしょうけどね。
何はともあれ、最・最・最高のライブでした! また子ども達と一緒にライブ参戦したいと思います。
次のライブの予定は2週間後です。(最高か)
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↓ ↓ ↓ 最・最・最高の推し様!
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