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他の記事へのコメント/首相公選制

羽奈作造さんの

総理公選制に対する質問と答えにコメントした。

以下がコメント、複数のコメントと回答がある。

羽奈作造さん、フォローありがとうございます。
憲法案を読んでいましたが、途中で力尽きました。

首相公選制は、途中まで読んで、
民意の反映が薄められる傾向を感じ
民主主義と離れるなと思い、
読むのをやめました。

私は直接民主主義にできるだけ近いシステムが良いと
今のところ考えていますし、
特に首相は、民意を反映する方が良いと考えています。
その方が思い切った政策実行ができると思います。
私も憲法改正なしでできる首相公選制を提案しています。
#首相直接選挙制度 /世問う国民党/政治を変える/
https://note.com/kujirakun/n/n845a790c6321?magazine_key=m7f941e59b0f3
ご意見ください。

羽奈作造

Kujirakunさん、コメントありがとうございます。
「#首相直接選挙制度/世問う国民党」を読みました。
以下の2点が疑問に感じました。
(1)現行憲法は、議院内閣制を採用しています。公職選挙法だけ改正して、首相を直接選挙しても、その首相を衆議院の過半数が支持しなければ、不信任決議されてしまいます。イスラエルでも、そのように首相を公選する点だけ改正したために、政治がかえって不安定になり、首相公選制をやめたのです。なので、私の「総理公選制」記事の(5)でも書いた通り、やはり憲法を改正して、国会の不信任決議の要件を3分の2以上とし、総理の地位を安定させる必要があると考えます。どうか記事を最後まで読んで頂きたいと思います。

羽奈作造

(2)「民意の反映が薄められる傾向を感じ、民主主義と離れるなと思い」と感じられた、とのことですが、どの箇所を読んでそのように感じられたのかが、よくわかりません。私の新憲法試案では、民意をより反映するように、総理を直接選挙2回投票制にして、他にも直接民主主義的な要素を多く採用しています。例えば重要政策に対する国民投票(第116条)有権者1%以上の署名による法律案提出(第87条3項)などです。これも、私の新憲法試案の条文と解説(長い記事で恐縮ですが)をぜひ読んでください。
・・・・・ただ、首相公選制について、色々と議論することによって、国民的関心を呼び起こすことは大切です。一人一人がしっかりと自分の意見を表明した上で、相手の意見に十分耳を傾け、互いに尊重しながら、公正、冷静に議論し、一致点を見出していくことが、民主主義社会の成長につながり、そうして日本の政治が変えられていくと信じます。これからもよろしくお願いします。

羽奈作造さん、両コメントの共通項で私が懸念するのが、
あなたの「政治の不安定は悪」とでも言うような考え方です。
戦後ほぼ自民党が政権を担ったため、
日本社会は一握りの人たちだけで利権をたらい回しにする社会になりました。

「不信任決議の要件を3分の2以上」は、選んだ結果が悪い首相だと分かった時になかかな首相を辞めさせることができなくなります。
悪しき安定に繋がり、権力を握っている間に、さらに悪い方向に進み、結果独裁長期政権になる可能性を孕みます。

初期の段階や、ある特定の期間の、政治の不安定は民主主義のコストです。

憲法改正は簡単ではないし、改正のタイミングで改悪になる可能性も孕んでいます。
そしてあなたの憲法案が通るとは限りません。

法律の制定はハードルが低く、私の案では、
7 国会はその指名者を内閣総理大臣として承認する。
としています。
最初から不信任はできないので、政権が不安定になることはありません。
逆に国民の過半数が選ぶのですから、思い切ったことができると思います。

さらに、
3 有権者は誰でも、その選挙に立候補できる。
4 その選挙期間は半年間とする。立候補の届け出は投票日の3―6か月前の候補者の望む日とする
としたのも、多様な人材の立候補と、
候補者と国民、候補者と政治家などの
広範囲の政策論議が深まることを狙っています。
国会の中で密室で、一部の仲間内で決める間接民主主義とは違い
直接民主主義は、国民の政治への関心、選挙への参加を促します。

それと私は法律の専門家ではありませんから、
法律上、まだ首相になってない首相候補に
不信任は理論的に出せないように思いますが、
いかがでしょう?

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