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木村花の母から学ぶ誹謗中傷に加担しない秘訣

先ずは本題の前置きとして最近起きている騒動について触れます。
人気アニメ「推しの子」が6話の内容が女子プロレスラーの木村花が犠牲になったテラスハウス事件に酷似しているとして騒がれることになりますがその原因が木村花の母である木村響子によるもので彼女は第三者から受け取った偽情報を鵜呑みにして真偽を確かめずに「推しの子」に対して無根拠なバッシングをしました。

その結果、多数の人から批判を受けてしまうわけですが木村響子は批判した人を誹謗中傷の加害者としてレッテルを貼り開き直っており事実に反する情報を流したことで謝罪していません。
内容を確認すらしないで鵜呑みにした偽情報だけで作品及び反論する人への攻撃はかつて娘を追い詰めた加害者と同じことをしているわけですが木村響子はそれに気づいていない様子に見受けられます。

さて、ここからが本題ですがどうすれば木村響子のような「被害者だった人が加害者に変貌せずに済むのか?」というのを考えていきたいと思います。

情報の真偽を確認する

確認は大事という話は色んな場面で出くわすことなので凄く当然のことなのですが第三者から聞いた偽情報のみでアニメを批判してしまった木村響子はこれが出来ていないのです。
件のケースで考えれば最低限該当するアニメか原作の漫画を見て内容を確認してからでないと真偽を確認できないと思いますが当の本人曰く「見るなと止められています」とのことなので最低限のことすら出来ていないのでしょうね。
私もネットで起きた事件に関連した情報を送られることがあり、その際には「証拠は無いか?」と確認するのですがその理由は情報を提供する人が嘘を付いていないとしても正しいと証明できない情報を発信するのは悪意ある人物に付け入る隙を与える危険な行為だからです。
人から聞いた話やネットで流れた情報など知った情報の確認は怠らないという基本が出来ていれば誹謗中傷の加害者になることは無いはずです。

味方と装って利用する奴を近づけるな

木村響子が偽情報を鵜呑みにして加害者になってしまった要因の一つは情報規制をされていたことであり事実として当の本人曰く「見るなと止められています」と言われていたそうです。
偽情報を与える第三者と情報規制を敷く第三者の二つの存在が木村響子を利用してアニメ「推しの子」を巻き込んだ騒ぎを起こしたと見て良いですがそうなった理由は人の選別をしなかった木村響子にも問題があります。
人を騙してコントロールしようと画策する人を自分の身近に存在させない自己防衛は社会生活を営むうえで重要なことでしょう。
では、対策は何かという話になるのですがその一つは先程まで説明した情報の真偽を確認することになります。
医療のセカンドオピニオンのように最初に接触した人から伝えられた情報を属性の違う別の人に意見を聞くなどの「第二の意見」を取得することは常に心掛けるべきであり、一つのコミュニティに留まるなどの意識的な孤立を避けることが重要です。
また、木村響子多くの人が接触を試みるような環境に置かれているなら接触を試みた人を先ずは疑い、素性を調べることから関係を持つのも有りだと考えます。
「自分の周りは良い人ばかり」という甘い幻想を抱くと判断が鈍るのでそういうのは極力避けましょう。
どれも人間関係における適度な警戒を怠らなければ難しいことでは無いと思います。

誹謗中傷のボーダーラインを決めろ

これは反対意見に対して誹謗中傷だとレッテルを貼る醜態を晒さない為にも誹謗中傷のボーダーラインを決めることは絶対にやらないといけないことでしょう。
普段から誹謗中傷の被害を受けている私の場合は「根拠のない悪口を言いふらして、他人を傷つけること」を誹謗中傷のボーダーラインに設定しています。
これは悪意の無い人なら「根拠の無い悪口」は絶対に言わないのと国語辞典で既に定義付けされていることなので判別として適切だと考えたからです。
法的な観点の話をするとまた話が変わってくると思いますが先ずは自己判断の基準としてボーダーラインの設定しておくことが大事であると考えます。
では、逆に誹謗中傷のボーダーラインを決めないとどうなるのか?
その答えは単純であり誹謗中傷のボーラーラインが無ければ自ずと「自分の気に入らない意見」がボーダーラインになってしまい木村響子のように批判した人を誹謗中傷の加害者としてレッテルを貼ってしまう人間になってしまうでしょう。
自分の中でルールが無いのですから幾らでも恣意的になれるのです。
誹謗中傷のボーダーラインを決めるということは自己の規律として戒めることで敵味方の誤認を防ぐのに重要な事なのです。

反面教師となった木村花の母

これまでに加害者側の人間にならない秘訣について説明していきましたがかつては自分の娘を誹謗中傷によって失った被害者がアニメに対して不当なバッシングをして多くの人から非難される加害者になった木村響子は誹謗中傷の問題における反面教師として優秀といえるでしょう(だからこそこの記事を作ることにしたわけですが)
私も時々は木村響子の失態を思い出して自らが誹謗中傷の加害者にならないように心掛けていかねばと思いました。

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