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超暑いなか自転車を漕いだら、蝉の鳴き声が聞こえた。私は小学生のころの夏休みのプールを思い出した。

夏休みが始まってすぐは参加者が多いけれど、中盤になるとだんだん、だんだん人が減ってくる。友達や同級生のほとんどは家族で旅行や遠出するからだ。
我が家は年に一回旅行するかしないかみたいな家庭だったから、夏休みのプールは毎日参加した。

自分みたいな人は何人かいて、毎日おんなじような面子でプールに入っていた。
と言った感じで、夏休みのプールは参加者もほどほどで、広々と泳ぐことができたから好きだった。授業みたいに一時間みっちり泳ぐわけでもなく、コースロープは外れており、広々とした中で自由に泳げた。プールが終わった後のまだ外は暑いけれど、体だけはひんやりとした感覚も好きだった。

ただ浮いているだけでいいなんて、なんて幸せだったんだ。家族で遠出してる人をみて羨ましいな、と当時は思っていたけれど、いま思えば夏休みプールはとっても貴重な時間だったんだなと。

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