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みんな気になる?クラス替えの舞台裏

前回に引き続き、春休み中の先生にまつわるお話を。
(ちなみに前回は異動の話)

この時期に、学年で担当する最後の仕事に、クラス替えがあります。

私は実際に関わった事はないので、側から見ていただけなのですが…
基本的にやっていることは、おそらくどこの地域の学校も一緒なのだろうと思います。

大まかなやり方(と、あくまで私が認識しているもの)は、まずみんなの名前の一覧があって。

各クラスに均等に配置したい子には、それぞれ印がついていて。

私が働いていたのは中学校だったので、例えば学級委員ができる子と、合唱コンクール用の時にピアノが弾ける子なんかには印がついていることが多かったです。

それから、前の学年や小学校からの申し送りで何かが書いてある子…例えば身体的に配慮が必要な病気を抱えている(血が止まりにくいとか、エピペンなどのお薬を常備しているとか)とか、トラブルがあった子同志とかにメモが入っていて。

その子たちをそれぞれ、Aチーム、Bチームなどに分けていくんですね。

例えば1組・2組と数字で学年を分ける学校ならば、最初から数字のクラスに分けるのではなくて、Aチーム・Bチームなどに分けていきます。

中学校だと、付き合っているカップルは先生にバレるとクラスが離れるとか、色々な都市伝説(笑)がありますが、その辺は統一した決まりはないので、学年の先生たちと、場合によっては教務主任とか生徒指導主事とか、校長・教頭とか、えらい先生たちの匙加減で決まっていきます。

ただ、最近は少子化で2クラスしかない…なんて場合も多く、2クラスしかないクラス替えは先生も、それからクラス替え発表のあとの生徒たちも、かなり難しいことになっているなぁ…という印象があり、

「昨年あんなにトラブルがあったあいつと、また同じクラスになった…」

みたいな苦情も、よく保健室で聞いたりしていました。

2クラスしかないと、あちらを立てればこちらが立たずみたいな感じで、ちょうど良く配置するのが難しいんですよね…
今年の春もまた、各地で一波乱あることでしょう。

みんなにとって、できるだけ良きクラス替えになりますように。

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