配管の分類と住所

くまちゃんは、エンジニアとして、石油化学、潤滑油の設備管理をしてました。今は設計を中心に活動しています。機器には、機番がついており、例えば、V-1001と明確な機番があり、機番を示せば、場所も分かります。しかし、機器から機器をつなげる配管の分類と住所を決めておかないと、「この配管の材質は何?」「この配管の住所はどこ?」となるわけです。配管の材質を決めるのは、ラインクラスと呼ばれます。ラインクラスをみれば、材質が分かります。住所はラインインデックスと呼ばれ、どこの機器から、どこの機器までつながっている配管か示されており、圧力や温度まで記載されています。このように材質や住所が明確な場合は、改造や、更新は容易です。50年前の建設時のラインクラスやラインインデックスのまま適当な改造や設計を行うと、大きなミスにつながりますので、注意が必要です。石油化学業界では、インフラの再構築と呼ばれ、整備にコストを掛ける場合が多いです。

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