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WFH Reason Generator: 会社を休む理由を生成してくれるウェブアプリ

 最近noteへ記事を投稿できていません。申し訳ございません。そして本日もおふざけウェブアプリの紹介です。出勤時間が長い時にちゃんとしたスタートアップの紹介をします。  ドメインが "idontlikework.work"と、製作者の仕事嫌いっぷりが伝わってきます。このウェブアプリは、ボタンをクリックすれば仕事・学校を休む理由を生成してくれます。Product Huntにも載っており、面白さはかなり評価されています。  しかし、実用性があるかどうかは実際に使って見なければ

    • eFarmer : 農業支援ツール

       eFarmerはオランダ発の、農業支援ツールを提供するサービスだ。行った作業や使用したリソースをアプリに登録し、トラクターをGPSで管理することによって、自動的にリソースの残量や行った作業を管理してくれる。そして、トラクター自動運転機能が一番注目されている機能だ。  既存のGPS、またはアンテナを農場に設置することでトラクターの位置情報を得る。自動運転キットをトラクターに取り付け、ユーザーが事前にトラクターが走行してほしい範囲を選択すれば、トラクターの位置情報とマップを頼

      • Perlego: Apple Musicの教科書版

         イギリス発のスタートアップPerlegoは、月々£12(約1800円)でデジタルライブラリ内のビジネス本・教科書に無制限でアクセスできるサービスを提供している。2018年9月の時点で、480万ドルの資金の調達に成功し、現在Oxford University Press、Princeton University Pressなど、650以上の出版社と契約を結んでいる。  このサービスは、インフレによって年々増加するイギリスの大学生の教科書代を安くするために考案されたサービスだ

        • Picnic: 実店舗を持たないスーパーマーケット

           Picnicはオランダ発の食料雑貨発送サービスだ。実店舗は持たず、全ての取引がオンラインで行われる。独自に開発した小型電動トラックにより送料無料(しかし最低25ユーロの買い物をしなければいけない)が実現可能となっている。2017年の時点で約1億ドルの資金を調達しており、現在ドイツなど周辺国にもサービスを展開している。  過去にも同じように食料雑貨配送サービスは存在したが(日本にも生協コープのようなサービスが存在する)、配送料が無料であることや、"ほぼ”産地直送型であること

        WFH Reason Generator: 会社を休む理由を生成してくれるウェブアプリ

          Coup: 電動原付シェアリング

           テレビ東京で、「出川哲朗の充電させてもらえませんか」という番組がある。夕飯を食べながら時々みるが、電動原付の存在を始めて知ったのがこの番組だった。その番組は、毎回少しずつ日本を縦に進み、最終的には電動原付で日本を縦断することを目的となっている。もちろん、電動原付は充電後の走行距離が普通の原付より短く、頻繁に充電をしなければいけません。その充電をするために、地元の人やお店とコミュニケーションを取るのも、番組の醍醐味となっている。  この番組に使われている電動原付だが、ある記

          Coup: 電動原付シェアリング

          LinCodes: 住所に革命を

           近年、あらゆる分野でイノベーションが起こるものの、昔から定着してなかなか変化が起こらないものがある。それは住所だ。地名の由来などはあるものの、その土地がその名前である必要性、それをわざわざ覚えるのはとても面倒だ。また、土地の区分にも整合性がない。国境は大きな川があったり、山脈によって分断されていることもあるが、個人が所有する土地と土地の界は誰がどのような規則で分けたのか、それは謎だ。その住所に革命を起こそうとしたのが、インドのスタートアップ会社、LinCodesだ。  L

          LinCodes: 住所に革命を

          Ethos: ヒト・ファーストな生命保険

           生命保険の申請のためには、米粒のような文字で書かれた資料を何十枚も読んだり、わざわざ健康診断の予約もしなければいけない。このような面倒で時間がかかることは誰もやりたいとは思わない。また、最近の保険会社は自社の利益ばかり考えるがゆえに、客に損をさせるようなサービスを平気で勧めてくる。そのせいか、近年アメリカの生命保険の新規契約者数は年々減少しているそうだ。EthosのCEO、Peter Colis は、大学院時代の友人が保険会社の巧みな営業に負け、お金を無駄にしてしまったこと

          Ethos: ヒト・ファーストな生命保険

          Carmera: 日常の変化に対応できる自律運転車

           自律運転車は普段、既存のマップに加え、数々のカメラやセンサーから情報を得ている。しかし、それらの情報源からでは予期せぬ事故・通行止め・二重中佐(自律運転車の大敵)などは対応しきれない。  そこでCarmeraは、連携しているサービスの車両(これは有人車両)につけられたカメラ・センサーから得た情報を共有し、突然の通行止め・二重駐車などといったリアルタイムの情報が記載されたマップを作る。これを自律運転車に送信することによって、自律運転車はより安全で早いルートを再検索し、通行止

          Carmera: 日常の変化に対応できる自律運転車

          EASE: 大麻通販

           最近何かと大麻の話で世界が盛り上がっている。  6月にカナダが娯楽用大麻を合法にした第2の国(G7の中では初めて)として注目を浴びたり、2018年の始めにはアメリカのカルフォルニア州が娯楽用大麻を合法にした(アメリカの中では9州目)。 そのような変化に伴い、「大麻市場」が現在大幅に成長をしている。New Frontier Analysis (2018)によると、2017年の時点で医療用と娯楽用大麻を合わせた市場規模は83億ドル(約9000億円)であり、2025年には25

          EASE: 大麻通販

          Jeeva: パワーレスなIoT

           既存のIoTデバイスはBluetoothやWi-Fiによってインターネットへ接続されている。しかし、これらはラジオ通信技術をベースとした無線接続技術であり、バッテリーの消耗が激しい上に値段が高い。  Aaron ParksをはじめとするJeeva Wirelessの創設メンバーはワシントン大学の修士課程で研究中に、既存のチップの1/10000の消費電力で無線接続を可能にするチップを開発した。  この電子チップは既存の電波に情報を乗せることで通信を行い、自分から電波を発し

          Jeeva: パワーレスなIoT

          Relativity Space:3Dプリンタで宇宙へ近道

           Relativity Spaceは、3Dプリンターでロケットを作ることを目標とする会社で、現在4450万ドルの資金を調達している。創設者であるTim EllisとJordan Nooneは大学で同じサークルに入っており、それぞれBlue OriginsとSpace Xにてロケット制作に携わっていた。働きながら、今後ロケット制作のコスト削減・制作時間削減のために、必然的に3Dプリンターによるロケットの制作が進んでいくと考えた。  しかし、20代のエンジニアであった彼らには資

          Relativity Space:3Dプリンタで宇宙へ近道

          EnviGreen Biotech:食べれるビニール袋

          自然由来のでんぷん質と野菜から派生した物質を組みあわせることによって、EnviGreen Biotech創設者Ashwath Hegdeは食べることができるビニール袋の開発に成功した。  このビニール袋の代替品は100%自然由来の成分を使っており、仮に動物が食べてしまっても害を与えることがない。現在ビニール袋の市場の10-15%が生分解性のある商品に置き換えられており、Ashwathは2020年までにその数字が25-30%に上がると述べている。現に、世界ではビニールを禁止

          EnviGreen Biotech:食べれるビニール袋

          Flux Auto: 誰よりも早く自律運転車を

           インド発のスタートアップ会社Flux Autoは、TeslaやGoogleよりも先に自律運転キットを開発しようとしている。彼らは、カオスで全く舗装されていないインドの道こそ、自律運転キット開発のために重要なデータを集めることができると述べている。  Flux Autoは2016年に起業し、当初の目的はトラック用の自律運転技術を商用化することであった。この点、自律運転車を開発している他の企業(Google・Uber・Tesla)とは異なるアプローチであった。この目的は未だに

          Flux Auto: 誰よりも早く自律運転車を

          Honor: 介護サービスに愛の手を

           カルフォルニア発のスタートアップ会社Honorが合計1.15億ドルの資金調達に成功した。Honorは介護を必要としているお年寄りや、障害を持った方と、自宅介護士を結びつけるプラットフォームだ。  Honorは介護士の得意分野をもとに顧客と結びつける。介護を受ける客の家族は介護士がだれであるか知らされる上に、サービス終了後、どれくらい家にいたのか、どのようなことをしたのかまで知らされる。介護サービスは1時間25ドル(約2750円)からで、長期契約は取り扱っていないとのことだ

          Honor: 介護サービスに愛の手を

          Crowdpac: より多くの人へ参政権を

           Crowdpacとは政治とテクノロジーを組み合わせ、選挙立候補者への募金を簡単にできたり、立候補者についてより詳しく知ることができるサービスだ。立候補者も募金を集めるのが簡単であり、クラウドファンディングのような形で選挙に必要な資金を集めることができる。  立候補者の情報なら既にテレビやその他メディアから取得することができるではないかと思うかもしれない。しかし、Crowdpacは立候補者がどのような人々から政治資金を調達しているかを把握することでその立候補者が本当に思って

          Crowdpac: より多くの人へ参政権を

          インド発:薬の最適配分

           抗うつ剤によって肺がんが治療出来たり、寄生虫を殺すための薬が肺がんの治療に使えたり、赤ちゃんの肺高血圧超を大人の勃起不全治療薬によって治療ができたりしたらあなたはどうするだろうか。  実は、上に述べたことはすべて事実。これらは、すべて偶然発見された治療法だ。他にも本来の使用用途とは違う使用用途で薬を使い、病気の治療法が発見された例はたくさんある。しかし、すべて偶然発見された治療法ばかりだ。  他にも使用用途を変えることによって革新を起こせる薬が存在するかもしれない。そう

          インド発:薬の最適配分