英語が読めない3つの原因

はじめに

この記事では、英語が読めない3つの原因について解説します。これは、私が周りの英語を読むのがあまり得意でない人を観察している中で気づいたことです。逆に言うとこの3点をおさえると格段に英語が読めるようになります!以下の3点です。

1. 英文法を理解していない
2. 英単語を覚えていない
3. 英語を読み慣れていない

1. 英文法を理解していない

英文法のことを「文法の時間にやらされたつまらないドリル」のことだと考えていませんか?英文法のことを「入試の文法問題を解くために必要な知識」と考えていませんか?違います。英文法は「英文を読むために必要な知識の結晶」なのです!こんなお得なものありません。大多数の人々は英文法のことを上記のように誤解してしまっています。私もそうでした。しかし、英文法を「英文を読むために必要な知識の結晶」と気づいたおかげで英語が読めるようになりました。まずは、英文法の重要性を認識して下さい。英文法を学ぶ際に重要なのは「この文法知識を使ってどのように英文を読むか」を常に考えることです。例えば、英文法の参考書には必ずその文法事項に合わせた例文が載っているので、その例文を理解するためにその文法事項がどう役に立つか考えてください。これだけで文法の学習はばっちりです。最近、私も英文法の知識が曖昧なことに気付いて復習しています。

2. 英単語を覚えていない

意識して英単語増やそうとしていない時点で、語彙力は全然足りません。先日も書いたように、もし『サピエンス全史』レベルの本をスラスラ読もうとしたら少なくとも15,000語は語彙が必要でしょう。おそらくセンター試験レベル語4,000語、難関大学の二次試験で6,000語レベルなので、大学入試の頃から2倍以上語彙力を増やさないととてもじゃないですが英語の本は読めません。語彙力とは世界そのものです。基本的に語彙力を超えて思考することは困難です。たくさん覚えれば覚えるほど英文読めるようになります。是非英単語増やしましょう。一度覚えればずっとあなたの力になってくれます。そう考えると早く英単語を覚えてしまうことはとてもお得であることに気づくと思います。

私の単語の覚え方のリンクも貼っておきます。参考にしてみて下さい。


3. 英語を読み慣れていない

本末転倒に感じるかもしれませんが、英語を読めるようになるには英語を読むしかありません。私の恩師である英語の先生も「君たちが英語の本を読めるようになるには、積み上げたときに自分の背丈同じ高さになるぐらい英語の本を読まなければならない」と激励してくれました。あれからいろいろ読んでいますが、私は背が高いのでまだ腰ぐらいかもしれないです。

おわりに

この記事では、英語が読めない3つの原因について解説しました。私が敬愛する言語学者、千野栄一は著書『外国語上達法』の中で、「外国語を習得するうえで必要なのは文法と語彙」と言い切っています。是非みなさんもこの3点を意識して英語の勉強をして下さい。もちろん、英語以外の語学の勉強にも上記の指摘は当てはまります。

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