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【起業エッセイ】会社設立作業からの想定外のトラブル祭。起業前に知りたかったことまとめ



前回の続き。

起業までの道のりが遠い。書類の山とお役所周り

まずはマネーフォワードクラウド会社設立に基づいて、起業の準備。

マネーフォワードクラウド会社設立

1.会社概要の策定

どのような会社を設立するか会社の概要を決める

2.定款作成・登記

定款認証や出資金の入金・設立登記の手続きを行う

  • 個人用・法人用の会社印作成(実印・銀行印・角印の3種類)

  • 定款の作成

  • 資本金の払込み

    • とりあえずと言うことで2万円を入金。少なすぎたため、後述する日本政策金融公庫からお金を借りる時に困る。

  • 法務局へ書類を提出

3.設立後の手続き

年金事務所や税務署に提出する書類を作成

  • 年金事務所や税務署への届け出

  • 労災保険・雇用保険の手続き(従業員を雇う場合)

  •  事業開始の準備

必要書類はざっと10種類程度。
私たちは合同会社だったため、株式会社と提出書類が少し違いましたが大体こんな感じ。(合同会社の方がちょっと楽)

  • 登記申請書

  • 登録免許税の収入印紙を貼付した台紙

  • 定款

  • 発起人の決定書

  • 取締役の就任承諾書

  • 代表取締役の就任承諾書

  • 設立時取締役の印鑑証明書

  • 資本金の払込みがあったことを証する書面

  • 印鑑届出書

  • 「登記すべき事項」を記載した書面又は保存したCD-R 

これを、会社設立後2ヶ月以内にさっさか終わらせます。
度々お役所に行く必要があり、有給を大量消費・・・。
そして諸々含め大体10万以下ないくらいかかりました。

オフィス、法人用銀行口座契約、法人用クレカ作成祭り


クレカゲットっ!

何度も会社名を記入するため、この辺でやっと会社を建てたんだと実感。
オフィスはバーチャルオフィス、ネット銀行で法人用の口座を作成、併せてクレジットカードも作成。

失敗したなぁと言う点

会社員だった時に銀行口座やクレカの審査で落ちたことがなかったこともあり、会社設立時に全然通らなくてびっくり。

  • バーチャルオフィス

    • 銀行口座等で本人確認書類が送られてくるため、郵送系が弱いバーチャルオフィスだと大変

  • 法人用口座

    • 発注書や請求書など売上が確認できる契約書がないと落ちる。

  • クレジットカード

    • 会社の信用ではなく、個人の信用を見るセゾンプラチナ ビジネスなどのカードじゃないと、落ちる

よかったと思った点

  • 早い段階で税理士を契約

    • 後述する日本政策金融公庫からお金を借りるときに、すぐに活躍してくれました。

    • また上記の書類も税務署系は税理士が対応してくれるらしい・・・!(別料金)

  • 会社設立後すぐに発注をもらった

    • 発注書があると口座設立や公庫からお金を借りる際にとても楽!

    • 少額でもいいので、発注をもらえるならもらっておくのが吉

  • ビジネスパートナーがいた

    • 設立だけでも結構大変で、1人ではここで心が折れそうでした 笑

    • 一緒に頑張れる人がいるっていいね

速攻お金が底をつき、融資をうける


貯金が・・・涙

元々、ゆっくり副業でもと言う話で起業をしたけど、私の病気の発覚(前回のお話参照)、ビジネスパートナーが本業の会社を辞めることになったため、本格的に事業を動かし売上を立てることに!
急遽お金が必要になり日本政策金融公庫の新創業融資制度に申し込む。

日本政策金融公庫 新創業融資制度

創業計画書
  • ご利用いただける方

    • 次のすべての要件に該当する方

  • 対象者の要件

    • 新たに事業を始める方または事業開始後税務申告を2期終えていない方(注1)

  • 自己資金の要件(注2)

    1. 新たに事業を始める方、または事業開始後税務申告を1期終えていない方は、創業時において創業資金総額の10分の1以上の自己資金(事業に使用される予定の資金をいいます。)を確認できる方

    2. ただし、「お勤めの経験がある企業と同じ業種の事業を始める方」、「創業塾や創業セミナーなど(産業競争力強化法に規定される認定特定創業支援等事業)を受けて事業を始める方」などに該当する場合は、本要件を満たすものとします(注3)。

  • 資金のお使いみち

  • 新たに事業を始めるため、または事業開始後に必要とする設備資金および運転資金融資限度額3,000万円(うち運転資金1,500万円)(注4)ご返済期間各融資制度に定める

  • ご返済期間以内利率(年)

  • 担保・保証人

    • 原則不要

    • 原則、無担保無保証人の融資制度であり、代表者個人には責任が及ばないものとなっております。

ここの太文字のところに注目!なんと言う神制度!!
金利も住宅ローンレベルの低さ。ありがたいです:)
税理士さんの強いお力添えと、注文書のおかげで、無事通ることができました!手続きはめちゃくちゃ大変でした・・・。この話はまた今度。

継続売上がほしい!

上記で書いた通り、初めはゆるーく起業の予定だったため、営業活動や副業もあまりやっておらず、継続受注がない状態のスタート。
起業1ヶ月で発注はいただいたものの、単発だったため、早めに売上を上げないと・・・
貯金もあまりないため、日本政策金融公庫から借りたお金がなくなればすぐ倒産。倒産までのカウントダウン開始。。。

次回は受注獲得までのお話です:)

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