今日は土用の丑の日だが、うなぎは高いから食べない。

　聞けば昔はうなぎに限らず「う」のつくものを食べていたことを知る。「う」が付いているうどんを食べようと、うどん屋に来た。

　ちょうどピーク時間が過ぎていたのですぐに席が空いている。席に座りメニューを見た。店内は冷房が効いているが、暑い中を歩いたので、服が汗でぬれている。

「これ以上汗をかきたくない」と思い温かいうどんを止めて冷やしうどん系を食べることにした。
　通常のメニューを眺めていたが、ふと隣に「夏の限定」という別のＰＯＰに目が入った。

　その時に店員が注文を聞いてきたので、慌てて何も考えずに夏の限定を選んだところ、しばらくして登場したのは、うなぎの冷やしうどんだった。

#小説 #短編小説 #300字小説
#スキしてみて #今日は土用の丑の日だが
#原稿用紙一枚 #noteのつづけ方