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2023年10-12月

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2023年10-12月に投稿した記事
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記事一覧

青花の会 茶話会 永田玄+オオヤミノル

友だちがいないのに友の会風のものには多数参加している。12月22日金曜日の夕方、仕事帰りに青…

熊本熊
4か月前
25

飯田真・中井久夫 『天才の精神病理 科学的創造の秘密』 岩波現代文庫

天才は忘れた頃にやって来る、とは誤変換かもしれない。大衆の一員として凡庸な毎日を暮らして…

熊本熊
5か月前
30

宮武外骨 『震災画報』 ちくま学芸文庫

天災は忘れた頃にやって来る、という。個人的には、1966年 に襲来した二度の大きな台風(6 月 …

熊本熊
5か月前
28

臨終図巻 61歳

年齢の替わり目になると山田風太郎の『人間臨終図巻』に手が伸びる。60歳は難なくやり過ごした…

熊本熊
5か月前
33

長谷川櫂 『俳句と人間』 岩波新書

長谷川の書いたものをこのnoteで取り上げるのはこれが2冊目だ。今のところ、長谷川の本は他に…

熊本熊
5か月前
32

中井久夫 『私の「本の世界」』 ちくま学芸文庫

ざっくり言ってしまえば、本書は中井のポール・ヴァレリー論と各種書評で構成されている。私は…

熊本熊
5か月前
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中井久夫 『世に棲む患者』 ちくま学芸文庫

11月10日金曜日、日経ホールでみんぱく公開講座を聴講した。お題は「依存するヒト」で講演は国立精神・神経医療センター精神保健研究所薬物依存研究部の松本俊彦先生と国立民族学博物館人類基礎理論研究部の平野智佳子先生。各講師がそれぞれ30分の講演を行い、それに基づいて約40分のパネルディスカッションという構成で、進行役は国立民族学博物館学術資源研究開発センターの野林厚志先生、というものだった。たまたまこのところ中井久夫の書いたものを読んでいる所為もあり、大変興味深かった。 松本は

「熟年」考 『「思春期を考える」ことについて』

還暦を過ぎていよいよ店仕舞いだなと思うのだが、一方で、まだ何かあるかもしれないという期待…

熊本熊
6か月前
22

中井久夫 『「思春期を考える」ことについて』 ちくま学芸文庫

本書も表題作を含む様々な論考を一冊にまとめたものだ。「思春期」の定義というものがあるのか…

熊本熊
6か月前
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柳田國男 『地名の研究』 講談社学術文庫

熊野三山周辺にはナントカ王子とかカントカ王子跡というものが点在している。本宮に詣でたとき…

熊本熊
6か月前
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重衡最期 『平家物語』より

三位中将平維盛のことを書いて本三位中将平重衡のことを書かないわけにはいかないのではないか…

熊本熊
6か月前
28

維盛入水 『平家物語』より

平維盛は平清盛の嫡男である重盛の嫡男、三位中将。都落ちした平家が陣を敷いた屋島から抜け出…

熊本熊
7か月前
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たまに短歌 一服

紀州4日目(最終日)は、午前中に勝浦駅と港の周辺を歩き、土産を買ったり軽く食事をした後、…

熊本熊
7か月前
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たまに短歌 熊野本宮、速玉、神倉神社

紀州3日目は、予約しておいたレンタカーを借り出して熊野本宮大社と熊野速玉大社にお参りする。前日に気になっていた駅舎をじっくりと眺めるためJR那智駅に寄り、そこの駐車場でカーナビにこの日の目的地の設定をした。このため、そこから下道で本宮、続いて速玉大社をお参りし、復路は新宮ICから那智勝浦ICまで高速道路を使って紀伊勝浦駅という経路になった。高速は無料だが路面がけっこう荒れている。この日の走行距離は約100km。年に数えるほどしか車の運転をしないので、そろそろ免許を返納しようか