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昨年のクリスマスに子供たちにプレゼントした厳選の絵本3冊

母親アップデートコミュニティ(HUC)公式アドベントカレンダー2021用に「クリスマス」にまつわる話を書きます。

子どもと迎えるクリスマスは今年が8回目。

毎年、街にクリスマスツリーが飾られるようになると、

「今年はどんなクリスマスプレゼントをあげようか」

と考え始めるのが毎年のこと。

うちでは、サンタクロースの他に、アメリカにいるグランパ&グランマ、地方のおじいちゃま&おばあちゃまから、それぞれリクエストしたおもちゃなどをもらえたりするので、「親」からのプレゼントは、私が買いたいものを買ってあげている。

小さい頃は知育系などに手を出したりもしたけど、いい加減おもちゃも多すぎるし、ということで、ここ数年は「絵本」を私からプレゼント

本を読むことは、子供の成長にもいい効果があるし、っていうのは、後付けの理由で、とにかく私自身が、本大好き人間。子供向けの絵本も大好きなので、子供を理由に、自分が買いたい絵本を物色するというのが楽しくてたまらない。

今年のプレゼントはまだ考え中なんだけど、昨年、4歳と6歳の息子向けに、厳選に厳選を重ねた絵本が、いまだに子供たちにヒットしているので、ここではそちらを紹介したい。

1.It Might Be An Apple (りんごかもしれない)

私が大好きなヨシタケシンスケさんの代表作「りんごかもしれない」の英語版。

男の子が家に帰ってきて、テーブルの上に載っているりんごを見て、そこから「りんごに見えるけど、りんごじゃないかも」と想像を無限にふくらませていくというストーリー。

私がまさに小さい頃、こういう子供だった。頭の中で、いろんなこと考えるの好きで、もしかして、この世の中はまやかしじゃないか、とか、親は私の心の声が聞こえているのに聞こえてないふりをしているんじゃないか、とか、何かの実験として観察されているんじゃないか、とか、色々な妄想を楽しんでいた。

そんなことをこの絵本を読んで思い出した。想像して楽しむのは、ある意味、子供の特権だと思う。

そんなにお気に入りなのに、実はいつも図書館で借りていて、家には持ってなかった。そこで、せっかくなら、と、英語版を購入してプレゼント。

※日本語版を持っていないのがポイントかも。好きな話なので、英語版を開くようになる。

ストーリーは頭の中に入ってるし、英語もシンプルなので、子供にも理解しやすい。「It might ~かもしれない」の表現が自然に身に着くし、このフレーズは日常会話の中でも使える。

私も好きだから読むし、パパの読み聞かせ絵本のレパートリーにも加わり、本当に買って良かった1冊。ネイティブの夫いわく、英語表現もとても洗練されている、とのこと。

ヨシタケシンスケさんの絵本は結構英語版があるので、お気に入りの絵本があれば、その英語版を買ってみるのもオススメ。

2. 怪物園 (junaida)

junaida(ジュナイダ)さんという画家さんの絵本。

去年、何かでこの方の絵に出会った時に、すごく美しいなーと思った。それで、純粋に、こんな素敵な絵が描いてある本を子供たちにプレゼントしたいと思い、junaidaさんの絵本を選んだ。

代表作は「Michi」とか「の」とかいくつかあって、本当は一度手にとって中身を確かめたかったんだけど、図書館での取り扱いもなく、書店に行く暇もなかったので、Amazonのレビューを見比べながら悩んで結局「怪物園」に決めた。特に次男(当時4歳)は怪物が好きだったから。

結果、今でも次男のお気に入り絵本の一冊。

たくさんの怪物が出てくるので、毎回、「僕はこれ、ママはこれね」と自分の怪物を決めるのも楽しい。

コロナ禍のことを描いているようだ、という感想がいくつもレビューにもあったけれど、怪物が通りを行進していて、外に出られない子供たち。だから家の中で空想で遊ぶ、というストーリー。確かに、ロックダウン下のお話という感じもする。

たくさんの怪物たちの絵はあるけれど、怪物も人間に危害を加えないし、怖い話ではまったくないので、怖がりさんでも大丈夫。

junaidaさんの絵を堪能できて、ただ大人が眺めるだけでもよい本。

今年の7月にも新刊が出たようなので、今年の1冊もjunaidaさんの絵本にしようかな。

3.しっぱいなんかこわくない!

失敗は全然してもいいんだよ」と普段から子供には声がけしてるんだけど、私と違って慎重で繊細な長男が「失敗を怖がって挑戦しない」という傾向があった。そこで、なんとかチャレンジできる人になって欲しい、という思いで選んだ1冊。

世界一のエンジニアになりたいロージーちゃんは、いろいろなものを作るんだけど、ある日、おじさんに笑われたことをきっかけに、失敗を恐れるようになる。でも、この表紙のおばちゃんに励まされてというストーリー。

将来ロボット作る人になりたい、と言っていた長男にぴったりの設定で、「失敗なんかこわくない」ということをストレートに彼の心にインストールできたんじゃないかと思う。失敗してもいいんだよ、ってことをこの先もこの絵本とともにずっと覚えててくれると嬉しい。

ちなみに、この絵本で「エンジニア」という言葉も覚えたので、昨年の卒園式のビデオでは将来の夢として、エンジニアになる、と言ってたっけ。

今年はどうしよう

以上、昨年のクリスマスに子供たち(4歳&6歳)にプレゼントした絵本を紹介したけれど、今の時点ではまだ今年のプレゼントを決めかねている。

小1になった長男は、最近は「かいけつゾロリ」やサバイバルシリーズを好んで読んでるので、絵本はそろそろ卒業。淋しい。

次男は興味の範囲が広くて、まだこれといった将来の夢もないので、探す切り口が難しいな。でも、長男よりだいぶ早く、文字もすらすら読めるようになってきているので、漫画でもよいのかもしれない。私個人としては、まだまだ絵本も買いたいし、ちょっと本屋眺めながら悩むことにする。

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